埼葛中学校英語授業研究会に出かけてきました

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今日は1時間目の授業を終えて、東武線に揺られて埼玉県の埼葛地区の研修会に参加をしてきました。

 

 

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昨年10月に出かけた大宮、研修会後のお話でオファーをいただき、地区の研修会の授業参観と講評を行う、という役割です。

 

訪問したことのない場所へ出かけて、一見さんのような状況です。

 

授業の良し悪しを批評するようなことはなかなかできません。

 

そうした時、いつも心がけているのは:

 

①自分も授業者や研究会に参加する先生方とともに学ぶこと

 

②授業者の現在地点を踏まえ、その先生が次のステップで改善すべきことに気付いて、前向きに頑張る元気につながるようにすること

 

③そこで出会った先生方とのつながりを今後に生かしていくこと

 

ということです。

 

 

そのために、先方の事務局さんに事前にお願いしているのが、

 

①授業者がどんな人なのかを教えてください

 教職経験、どんなことに悩み、どんなことに挑戦しているのか

 普段はどのような授業を志向し、実践しているのか

 今回の授業公開をどんな風にとらえているのか

 

②今回の授業がどのように出来上がったのか

 授業者や学校が中心なのか

 地区の研究部が関わっているのか

 

③学校はどんなところで、子どもたちの様子はどうか

 

などです。

 

 

埼葛地区には、これまで交流をしてきたOさんがいるので、そうした状況をつぶさに伝えてもらうことができました。

こちらが欲しい、ということをちゃんとわかってくれる人の存在があることは大きいですね。

Oさん、ありがとうございます。

また、事務局のMさんも同様に下準備のお手伝いをしてくれました。感謝です!

 

教えてもらったことをもとに、指導案を読み、自分なりにコメントできそうなところを予想しておきます。

 

そうしておくだけでも、授業を見るときの視点が生まれるので、とても役に立つのです。

 

 

授業を見て気付いたことのうち、全体で共有すべきこと、授業者に返すこと、を選別しながらメモを残します。

 

授業者は四年目の先生ですから、細かいことを探していくよりも、大きな、マクロな見方で、を意識します。

 

また、授業の中で、生徒の学びの様子を特によく観察します。

 

いつ生き生きしていたか、いつつぶやきが起こったか、逆にいつ学びが停滞してしまったのか、などです。

 

彼らの様子をよく見ていると、学習者の視点から授業を見つめることができるからです。

 

 

授業を終えて、時間を見つけて、授業者の先生とも直接お話をさせてもらいます。

 

今日は、グループ討議を参加者がしている間に、授業者本人とじっくり語り合うことができました。

 

ぶっちゃけながら話しつつ、良かったところを共有し、改善のための処方箋を提示しました。

 

何よりも、授業を提供してよかったな、気づきや学びがあったな、と授業者が感じられるように、を心がけました。

 

 

最後のお話、自分自身が感じていることを思い切り伝えました。

 

 

学力向上をさせたいのは、先生サイドの思惑かもしれない

 

子どもたちは学力向上のみを追い求めて学びたいと思っていないのではないか

 

できた、わかった、と、コミュニケーションの場面で実感できたとき、本当の充実感や達成感を感じられるのではないか

 

手取り足取りに整えることは、子どもたちの学びにプラスか

 

学びの意欲が高まるのは、生徒がそのことに必然性、必要感、自己関連性、適度な自由度、多様性が感じられるときではないか

 

 

参加された先生がどう感じたのか、気になります。

 

感想、届くといいなあ!

 

 

埼葛の皆さん、今日は大変お世話になりました!

 

Oさん、久々にじっくり話せて良かったです!

 

ありがとうございます。