ディベート,飛躍!
各クラス3回目のディベートを行いました。
今日は,以前に訪問をしてくれた茨城大学の4年生たちの仲間が,その時に来校できなかった,どうしても授業が見たい!ということで,1名,遠路を駆けつけてくれました。(Hさんです)
小雪が舞う中をやってきてくれたので,4クラスのディベートの授業と,最終のジャッジの役割を担ってもらいました。
(うちの学校のよさ,英語科のよさはチームワーク! 他の2名の先生も快く授業を開いてくれました)
Hさんは現在,大学を休学して海外で学んでいます。語学を磨くとともに,多文化共生教育,人権教育などを学びたい,と意欲的に自分を磨き,高めようとしている人です。
今回も,本当に前向きに,熱心に参観をし,授業が終わると積極的に子どもたちに声をかけ,授業の感想などを聞き取っている姿が印象に残りました。
Hさんは4年生の年齢ですが,こんな人が教育実習に来てくれたら・・・と思えるような姿でした。
(自分たちもうかうかしていられないぞ! がんばろう!という刺激をもらえました!)
作戦タイム,いい雰囲気で協同!
さてさて,肝心のディベートですが,今回は,午前中2時間を,
Which is better to live in, Hokkaido or Okinawa?
で行い,午後はアクセントをつけて,
Which is better, Japanese food or Western food?
(朝ごはんの話をsmall talkで展開しながら)
Which is better, SNS or face-to-face communication?
(携帯どのくらい持ってるの? 日ごろどんなふうに友人とつながっているの?の話をsmall talkで展開しながら)
3時間目のディベートになり,子どもたちが躍動しました。
発言数が多くなり,相手への意識もかなり高まってきたりしました。
発言が早い友人には,みんなで笑顔で Slowly please.の声をかけて,笑いが起こる場面もありました。
また,発言の後に,理解確認をすることもたくさんやっている姿がありました。
発言の内容を細かく見ていくと,さまざまな視点からの意見が出るようになりました。
健康面から・・・
セキュリティの面はどうか・・・(米軍基地やロシアの存在など)
はたまた,その場所出身の有名人を引き合いに出して笑いを誘ったり・・・
うーん・・・すごい!!
指導者,ファシリテータとしての自分の課題は,子どもたちの発言一つ一つを受け止め,それを理解しつつ,recastしてあげること,その精度をさらに高めたい,ということです。
今日は,あまりにも発言が多く,さばききれずに,彼らの意図を汲みとれず,意訳に失敗することもありました。反省です。
一方で,普段の子どもたちの関係性,classroom securityが,中間層の発言に結びついている,いうことを考えました。
言いたいことはあるけど・・・ちょっとした勇気がわくか,わかないか,は日ごろの教室のムードや,失敗しても許される温かさ,に支えられていることを感じたのです。
いやあ・・・子どもたちってすごいなあ・・・
感動です。
負けないようにこっちもファイトだ!