夏の読書はできるのか!? インプット不足を何とかしたいが・・・
1学期にクリックして購入した本をなかなか読めずに、怒涛の日々を過ごしていましたが、先日香川に出向いた際の行き帰りに、まずは1冊・・・と手にしたのがこの本です。
資質・能力の育成、とは言うものの、改めて頭の整理をしたいなあと思ったからでした。
資質・能力とはそれぞれどういうことなのか。
また、それらを育成するためにはどのような方策があるのか。
指導をするための手順はどうか。
などについて、国立教育政策研究所の研究者たちが根拠をもとにして解説しています。
改めて読んでみると、現在勤務校で取り組んでいる研究の向かっている方向が適切であることが分かりました。
学びのプロセスは一様ではないし、生徒に寄り添っていかねばならない・・・と書かれています。
資質・能力を育むのは一朝一夕にはできず、時間がかかる、とも・・・
なのに・・・
こうして現場の先生方には取り組むべき方向性を示しつつ、行政的には都道府県の学習状況の様子をランキングにして明らかにしてしまう・・・
ランキングを上げることが命題となり、促成栽培的な指導が行われてしまう素地となっている・・・
そう感じます。
自分がどう思おうが、そんなことは大海にポチャンと落ちる水滴1粒にもならないくらいだ・・・と分かっていつつも、やるせない気持ちになりますね・・・
目の前にしている子どもたち一人一人に向き合う、寄り添う、ともに学ぶ・・・
そのことだけに集中することしかできません。
夏、あと何冊読めるか・・・自信はありませんが、こつこつ、読んでいきます!