鹿児島のSちゃん

鹿児島から研修に来ているSちゃんは,37歳のヤングマンです。

 

研修最初の頃の投稿に彼のことを書いたと思いますが,研修に参加したくないブルーな私に最初に声をかけてくれた人です。

 

見た目は真っ黒に日焼けして,いかにも野球部顧問,といういでたち。

生徒指導を担当している,と言っていましたが,その後聞いてみると,なんと教務主任だというのです。

 

37歳で!

 

今回来てみて改めて思ったことは,全国のそうした校内人事の状況は本当に様々だということです。

 

でも,人柄は本当に温かく,柔らか,かつ腰が低い,ということで,気が合うなあと思っていました。

 

昨日の夜は2人で散歩をしながら地元の料理屋さんに入り,酒を飲まずにじっくりと語りました。

 

Sちゃんが私を見て,「この人の考え方は自分に近い」とピンときたそうです。

これまで研修中にいろいろ話したけれど,私と一番考え方が合う,と言ってくれました。

 

若い頃(まだ若い!),生徒指導を担当していることもあり,厳しい指導をしてきたそうです(それは同じ!)。

 

ある時,5つ上の先輩に,「この頃疲れてないか?」と話しかけられ,その後その先輩と語り合う中で(彼がメンターになっていた),自分のこれまでの指導を見直し,子どもに寄り添う,子どもを信頼する,任せる,ということを始めたそうです。

 

それまで何をやっても,どれだけやっても,なかなか最後のところで勝ちきれなかった部が,指導を変えたことで県大会優勝まで上り詰めたそうです。

(それもすごい)

 

自分よりもずっと早くそんな気持ちになって指導を見直し,そして部活動でも成果を上げ・・・ということで,校内で大きな仕事を任され,年少で中央研修に来ているのだから,県の期待を大きく背負っている,ということが分かります。

 

すごいなあ・・・

 

そんなSちゃんが話したい,と寄ってきてくれたことに,なんだか嬉しさがこみ上げてきます。

 

学校の中で担っている役割は違うけれど,今回の研修内容を受けて,学校をどう元気にするか,これからが楽しみだね,と話し合い,お互いの今後の情報交換を続けていこう,と約束しました。

 

すごい後輩に出会ったなあ・・・

 

 

自分はどうだろうか・・・考えてしまいますね。