つくば 10日目

今日の午前の研修では,防災教育について学びました。

 

メディアなどでも話題になっている慶応大学の大木先生のお話しを伺いました。

 

大木聖子研究室 | Satoko Oki Lab

 

 

防災教育の大切さを,理論的にも,そして現場に即した実践的な形でも,また,地域の方々や学校で働く我々,それ以上に,子どもたちのことを第一に考えながら,熱く活動をされている先生でした。

 

防災教育は,地震などのリスクをゼロにすることだけが目的ではない。

 

人権教育でもあり,子ども理解でもあり,さまざまな波及効果があるものだと認識させられました。

 

避難訓練の改善方法などもご紹介いただきましたが,話を伺いながら,頭の片隅で英語教育のことや授業改善のことも思い出していました。

 

ここしばらく,子どもが主体的に,対話的に深く学ぶことや,できる限り生きた文脈の中で,ことばに触れて理解が徐々に進んだり,自然に使っていく中で漢方薬のようにゆるやかに表現力を育んでいくような方向で授業を見つめてきたように思います。

 

今日の講義の中で,避難訓練を間を空けて実施をするよりも,1か月のスパンの中で,体感的に学べるガイダンスの時間や,避難のための姿勢について学ぶ時間を1時間取った後,1週間に1度ずつ,10分程度でもよいので,緊急地震速報の音などを鳴らし,避難のための姿勢を取らせるドリル的な時間を事後として3回,場面や形を変えて実施をした方が,子どもたちが瞬時に防御姿勢を取ることが分かった,という話を伺って,自分の授業観が揺さぶられました。

 

もちろん,ここで言われているように,リアルな状況の中,子どもたち自身が意味を見出していることが土台として必要ですが,やはりドリルは大事なんだ,ということ,その意味を再確認させられたのです。

 

現在教えている中1なら,やはりそのことの大切さはなおさらだと思いました。

 

 

9月は教育実習期間で,3週間授業から離れますが,そうした視点を持ちながら,改めて,そして客観的に授業を見つめ,子どもたちの反応を見ようと思いました。

 

 

これから午後の研修,がんばります!

 

 

夕方,久々に自宅に戻れるぞ! やった!