生徒たちの「へぇー!」を引き出したい
教育実習生の授業も軌道に乗ってきて,授業50分の時間の長さが体感的に感じ取れるようになりました。
・生徒の様子を観察して,生徒がもっと話し合いをしたいようだ,だから,ここは少し時間を長めに取ろう
・生徒の様子を観察して,もっと説明しようと思っていたが,理解が早そうだ。少し巻いて進めよう
のようなことです。
進歩が感じられますね!
教科書の内容理解の授業もそうで,大きな流れ,どんなふうに進めていくか,という幹について理解できるようになってきたので,ここでさらに一歩深い授業創りのための視点を共有しました。
それは,
・教科書本文の行間を読む!
・教科書のストーリーに生徒たちを飛び込ませる!
というチャレンジです。
開隆堂Sunshine 1のProgram 5 Section 3の本文は次のようになっています。
インド人の友人アミットの家に遊びに行ったタケシとユキが,インターネット通話でインドの家族と話しているアミットの様子を見ています。
Takeshi : Is this a picture of your family?
Amit : Yes. This is my father.
He's a computer programmer.
(*)
Amit : This is my sister.
Yuki : Is she a student?
Amit : No. She's not a student now.
She's a movie star in India.
Yuki : Cool!
アミットの姉がインドで映画スターだ,という話を聞いて,ユキがリアクションをしています。一方で,コンピュータープログラマーの父親については,特別何もコメントがありません。
相手に関心がある,ということを示すリアクションや追加の発問をしよう,と投げかけ,(*)に入れるように,アイデアを考えさせました。
Is he kind?
Is he cool?
Do you like him?
などのアイデアが出てきました。
本文を自分のものにすることで,状況の中に自分を投げ込んで考えることで,彼らの知的好奇心を刺激することができたのかな,と思います。
研究授業だから,ではなく,いつも,生徒の「へぇー!」を引き出せるようなことができたらいいなあ・・・そう思っています。
みなさん,「へぇー!」引き出せてますか?