続けることに価値がある 草の根の学び
富山から送られた授業ビデオを視聴中
教育実習小研究授業の最終日ではありますが、定例になっている自主研究会の月例会を行いました。
今日は、勤務校から3名、市内の小学校の先生が1名、という4名での学びになりました。
最盛期には20名を超える参加があった我が会ではありますが、やや細々としたものになったことは否めません。
一方で、以前は広報活動も積極的に行ったり、勧誘をしたり、大きなイベントをしたり・・・ということで、メンバーにとっても負担が大きかったことは否めません。
これだけブラックと呼ばれるほど先生の仕事が忙しい中、平日の夜、さらには手弁当で、市内の学校は2学期制の学期末・・・となれば、なかなか集まるのが難しいに違いありません。
それでも、粛々と、できることをただ、ただ続ける、ということに意味がある、価値があると思います。
一人でも来てくれる人があれば、笑顔で学び合う、それだけでいいと思います。
今回は、富山から送られた授業ビデオをみんなで視聴しました。
中学校3年生が児童労働が扱われた教科書の単元の学習を終え、自分たちに何ができるのか、を話し合う発展的な単元の中の一コマです。
帯活動としてペアやグループで、日本の良さや、修学旅行に出かける先は、など、話し合う価値のある話題について語り合っています。
英語に触れたり、英語を使ったり、という意味で、運動量が豊富な活動が続きました。
何より、生徒たちが日本語を使おうとしない、どんどん自分の考えや気持ちを英語で表現していこうとする姿に感銘を受けました。
また、言葉を学ぶ、ということで、習熟、練習の段階に単元の中で十分な時間をかけているのも印象的でした。
勤務校の英語科の授業の特色は、ゆるやかなムードの中で、即興的に、かつ、インタラクションの中で豊かにやりとりをする、ということです。
中長期的なスパンで、こうした学びを続けると、漢方薬のようにじわじわと効いてくる、と思っています。
一見対照的に見える感じがしますが、改めて考えてみると、こうして短期的なスパンでも、練習のステップをしっかりと確保することも大事なことだと感じることができました。
写真やビデオを挟みながら、その都度学習形態を換え、少しずつ発話が膨らみ、発展していくように活動が有機的に繋がっているところも素晴らしいと感じました。
視聴後、それぞれの実践にどんなことが取り入れられそうか、4人でじっくりと語り合い、あっという間に2時間が過ぎました。
来月、何人が集まれるか分かりませんが、この草の根の学びを続けていこうと思います。
富山のOさん、貴重な学びの機会を、本当にありがとうございました!!
この場を借りてお礼申し上げます!