1年生の最終段階,チャレンジ!

インフルエンザの猛威が押し寄せて,学校で入れ替わり立ち替わり4クラスが学級閉鎖になっています。

 

B型の特徴で,熱が上がらず,風邪との見分けが難しい,ということもあるでしょうか。当初,ここまで,とは思いませんでしたが,かなりの子どもたちが罹患しています。3週間後にスキーの野外体験学習で1泊2日の行事があり,心配しています。

 

大雪の影響もあります。何年かぶりの大雪で,30センチ近く宇都宮でも積雪がありました。登校時間を遅らせ,職員は雪かきの対応に追われました。

職員総出で雪かきをしながら,今の職場の協同体制のすばらしさを実感し,いい職場で仕事をさせてもらっているなあ・・・いい仲間とつながれているなあ・・・と感じています。感謝の気持ちでいっぱいです。

 

テスト作成,研究論集の執筆,スキー教室の準備,インフルエンザの対応,送別の集い委員長としての動き,県外の講演依頼への対応・・・校内外の動きが重なり,厳しい状況がありますが,仲間たちや支えてくれる人たちのおかげでなんとか踏みとどまれています。ありがとうございます!

 

さてさて,それでも学校生活はノンストップで進んでいきます。

英語の授業でも,残ったプログラムが2つになりました。

Program 10では過去形を導入します。そして,Program 11は読み物教材です。小グループでの群読発表会を行います。

そして,最後に,プロジェクト学習としての「ファイナルスピーチ発表会」「即興でのペアの対話パフォーマンステスト」があります。

 

Program 7から,教科書の内容理解の授業の後に,Keyword Reproductionを取り入れてきました。子どもたちの間にもしっかりと根付いて,一生懸命練習をし,ペアで協同的にがんばっています。

本文が出てこないパートナーさんにヒントを出したり,最後までreproductionができたら笑顔で喜んであげたり,いいかかわりを通して学んでいる姿が多く見られます。

 

Program 10では,そこから一歩進んで,ファイナルスピーチへの橋渡しとなるように,また,2年生以降の学びで,さらに実力を高められるように,Picture Descrition的な取組として,ピクチャーカードをもとに,本文の内容を自分のことばで相手に伝える活動を行うことにしました。

10年ぶりに1年生を教えるので,1年生にこの活動を取り入れるのは初めてですが,彼らと一緒に学んできて,そこまでいける,という実感があるので,踏み切ることにしました。

 

ガイダンスの授業では,時間をじっくり取って,この活動がどんな活動なのかを英語だよりを発行して共有し,その後,Program 9-3のピクチャーカードを使って,まずは日本語で描写をさせてみました。

 

「むかしばなし」の導入部分の決まり文句は?

 

の問いかけに,

 

「むかし,むかし,あるところに,おじいさんとおばあさんが住んでいました。」

 

と答える子どもたち。

 

これから聞く話を,初めて耳にする人の理解を促すには,こちらが知っていることでも,相手は知らないんだ,というギャップを埋めるために,「状況」をまず伝える必要があることを共有しました。

 

その後,数名に前に来てもらい,黒板に貼ったピクチャーカードを使って日本語で実演をしてもらいました。

 

活動そのものの全体像がつかめた後で,個人で準備をする時間を与え,ペアになってお互いに英語でDescribeする時間を取りました。

試行錯誤しながら,そしてできないことも楽しみながらわいわいと伝え合う姿が見られました。

 

その後,再度数名を指名し,英語でチャレンジをさせました。

 

ある生徒は・・・

 

It is January First. This family goes to Grandparents' house.

 

のように話し始めました。

 

また,ある生徒は・・・

 

Look at this picture. The phone is ringing, but Mother can't answer the phone. Because she is putting on her kimono. She is busy. So, Sam(her son) answers the phone.

 

のように話し始めました。

 

実際にはエラーが多く入っていましたが,初回として,いいチャレンジができたと思っています。

 

1年生の今,すべてできる,でなくともよい!

 

でも,来年,再来年への架け橋となる取組をしよう!!

 

そう思っています。

 

 

彼らのステップアップの様子を目の前で見られる幸せを実感しています。

 

 

さあ,みんな,チャレンジしよう!

ファイト!!