大阪からの授業見学者 Sさん来校

神田にある英語教育協議会,ELECの研修を担当して7年ほどが経ちます。ELECでの研修を受講してくれた方との交流はこれまでにもありますが,ここ数回,私の拙い研修を何度も受講してくれている,大阪のSさんが今日来校してくれました。

 

大阪の私立の中学校で勤務をしているSさん,よりよい授業を,子どもたちのために創りたい,との思いでいっぱいの先生です。

 

若いのに,一生懸命,誠実に学んでいます。

 

研修で見せる私の学校の生徒を見て,楽しそうに英語を話している姿が気になって,普段どんなことをしているのか,を見たい,という思いになったそうです。

 

今日は3時間,1年生の授業を参観し,合間にたくさん語り合い,ディスカッションをしました。

 

新幹線に乗ってすぐでしょうか。Sさんから振り返りのメールが届きました。

本当に大事なことにちゃんと気づかれているのだなあ・・・

(私はそこまで考えているのかな・・・)

と感心させられました。

 

本人の了解を得て,紹介してみます。

 

みなさんとシェアさせてくださいね。

 

Sさん,たくさん語れてよかったですね。

これからも改めてよろしくお願いします。

 

 

 先生、本日は今日は授業見学をさせてありがとうございました。


 また、お忙しい中、2日間に渡ってご飯にも連れて行って頂いたり、駅まで送ってくださりとたくさんのことをしていただき本当にありがとうございました。

 東京以外、関東に出向くことはなかったのですが、栃木に行き、先生の授業を見れて本当にいい勉強になりました。

 この春から先生にいくつもの貴重なアドバイスをいただき、授業に活かしてきた中で、今年度最後のチャンスで先生の実際の授業を見せて頂いたことが本当に貴重な経験になりました。

 これまでの授業で自分がうまく行っていなかったこと、また先生の研修で不思議に思っていたことが、実際授業を目にすることによってクリアになったことがいくつもあります。でも、何よりも英語を話せるようになる子どもたちがとにかく嬉しそうで、これこそが英語教師としての一番のやりがいなんじゃないかなと原点に立ち戻れた気がしました。
 

 もちろん、それは英語のスキルもそうですが、それ以上に英語を使って自分の気持ちや意見を相手に伝えること、そして自分の周りにいる人と繋がることができること。そのことが思春期を迎える子供たちにとってとっても大きなことのような気がします。
最近、グローバルという言葉を英語教育、特に私学の英語教育において耳にします。中には話せる英語を獲得することが一番の目標のようにも語られますが、少し疑問に感じていました。先生の授業を見ているとそれは単に英語を使えるようになるということではなく、英語を通じて周りにいる人やクラスメイトと、価値観が違ってもお互いを受け入れる、異質同等の世界観を作れ、これこそが一つのグローバライゼーションなのではないかなと考えていました。

 何やら堅苦しいことを書いてしまいましたが、またいい刺激をもらって大阪に帰ることができました。

 先生、本当にありがとうございました。またご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。