最後の部活動

今日は、顧問をしている女子バスケットボール部の練習がありました。

年度内最後の練習で、自分が顧問として臨む最後になりました。

 

いつも通りのびのびと、明るく練習をする子どもたちの姿を見て、自分が顧問としてこれまでどう変容してきたのかを思い返し、感慨深い思いになりました。

 

20代の頃は、生徒にハードなトレーニングを課し、それを乗り越えさせることで本番での強さが発揮されると信じ、ただただ彼らを追い込んでいました。

当時の教え子たちと再会して酒を酌み交わすと、当時無茶なことを求め続けていたことが次から次に語られます。

顧問の大反省会になって・・・。

 

当時の練習は張り詰めたような空気の中で行われていたな・・・

 

今しか知らない生徒や保護者のみなさんがそんなことを聞いても、イメージすらできないかもしれません。

 

子どもたちがのびやかに自分のプレーを出すことができる環境とは、どんな環境なのか。

 

そもそも、子どもたちはどんなムードを求めているのか。

 

そう考えるようになり、自分の指導が次第に変わっていたのだと思います。

当たり前のことに気づかせてくれたのも、やっぱり、生徒でした。

 

そして、最後の1日も、笑顔でいっぱい、元気が弾ける様子がたくさん見られました。

 

練習も終盤に差し掛かり、一旦用事で職員室に戻ってから体育館に再度足を運ぶと、館内が真っ暗になっていました。

 

ステージ上のスクリーンにはプロジェクターの青い光が映されていて、生徒たちは集合してステージ下で待っていました。

 

「先生、はい、真ん中に座って!」

 

促されて座ると、素敵なBGMが流れ出し、自分が子どもたちとともに過ごしてきた姿がスライドショーとなって流れてきました。

 

子どもたちからのメッセージインタビューも流れ・・・

 

いやあ・・・こんなこと、されたことがないなあ・・・

 

こちらが子どもたちに寄り添うようになると、子どもたちからもこんなにも温かくされるものなのか・・・

 

涙・・・

 

別れを惜しんでくれる子どもたちに囲まれ、最後の練習が終わりました。

 

 

部員のみんな、そして保護者のみなさん本当にありがとうございました!

(引退まで一緒になれず、恐縮です。でも、新しい顧問とも必ずいい関係が築けます!)

 

明日はいよいよ離任式です。

 

ちゃんと挨拶、できるかな・・・

 

いつも通り明るく、子どもたちに向き合いたい!