やっぱり基礎英語はすごい! ぜひ授業に取り入れたい!
スタジオ内での打ち合わせ
バレンタインデーの14日,渋谷のNHKに行ってきました。
基礎英語2の収録を見学させてもらうためです。
授業に基礎英語を取り入れて2年になります。
子どもたちの現在地点での理解のレベルよりも少し高いレベル(発達の最近接領域)で,なおかつ自然な,子どもたちがにっこりしてしまうようなおもしろい内容のリスニング素材を探していて,まさにぴったりだと思ったからです。
自分は不良学生で,まともに勉強をしてきたことがないので,中学生時代には,基礎英語の「き」の字もありませんでした。
教師になってからも,若いころは勢いだけで授業をしていましたので・・・
自分が大学院に行って学んだ40歳のとき,インプットの大切さについて学び,そのためにぴったりな素材は・・・と思ったのが基礎英語でした。
(気づくのが遅い,だめだめ教師です><)
授業の冒頭,音声だけを聴いて,設問に答えるだけの3~5分の取り組みです。
でも,1年間通してみて,子どもたちの聞く力の伸びと,彼らの実感としての「得意になった」「伸びた」という声の多さとで,その効果を改めて実感したのです。
一緒に聴いていて,思わず生徒と一緒ににやっと笑ってしまうこともたびたびでした。生徒と一緒に自分もファンになってしまった感じです。
そうこうしているうちに,文教大学の阿野幸一先生に,せっかく授業で取り入れているので,コメントを寄せてほしい,と頼まれたのをきっかけに,関係している方々とつながるようになりました。
そして,2年が経ち,今回,阿野先生のお手伝いをすることになったのです。
おおおおお!!!
背筋が伸びる!!
というわけで,打ち合わせも兼ねて今回出かけてきたのですが,収録の様子を見て,改めて基礎英語(2)の魅力を体感することができました。
スタジオ内で収録をしている阿野先生,カレンさん,ピーターさんの取り組みが真摯で,でも,ユーモアにも溢れている雰囲気がとても好きでした。
声だけをリスナーに届けるのですが,収録時の3名の表情や声色,ゼスチャーなどを見ると,自然そのもの。だからこそ,臨場感が声だけでも伝わってくるのだ,と思いました。
声を自分の生きる術にしている2名の声は特に圧巻で,本当に美しいものでした。
阿野先生の対応力も見事で,次から次に入ってくる指示を短時間で咀嚼し,リラックスした温かな声で応えていました。
教師の仕事の中にも,ことばを使う,ことばで伝える,ことばを交わし合う,という部分がたくさんあります。
ここ数年,自分のことばの使い方,についてこれまで以上に反省的・批判的に見つめています。
ことばの教師として,改めて自分の発することばをさらに見直し,大切に発していこうと思いました。
基礎2から発展して生まれたご著書も,授業に活用できるエッセンス(イメージを活用する)がいっぱいです。
また,ツイッターでその魅力を発信しています。
ぜひそちらもチェックをしてみてください!
簡単な仕事ではありませんが,微力を精一杯傾けて取り組みます。
どうぞよろしくお願いします!