学び続ける同志たち

f:id:takaenglishteacher:20150522070503j:plain 授業映像を見る真剣な背中

 

昨日,地元の自主研究会の5月の月例会がありました。

 

春季大会の地区大会前日にも関わらず,15名のメンバーが集まりました。

 

授業を公開してくれたのは,先日部活動の話で紹介したS先生でした。

事前にメーリングリストに投稿してくれた参加者へのコメントには・・・

 

はじめに

 

 みなさん、こんばんは。毎日、学校現場では忙しい日々ですね。私は、毎日が楽しくて仕方がありません。毎日が驚きと発見と、反省(これが一番多いですが)の連続です。今日の授業では、生徒たちはどんな反応をみせてくれるかな、どこまで頑張れるかな、この活動の中ではこんな言葉かけをしよう、活動の順番はあれとあれを入れ替えたほうが効果的かな…、など出勤の車中でもずっと考えが止まりません。私は日々の授業ができる幸せを感じています。

 

 授業の前に、それぞれの学級の教科係が来ます。授業で使用する教具などを持って行ってもらいます。

 今年度から係に持って行ってもらうものの中に、メニューボードがあります。今日の授業の流れを記したマグネットボード(写真1)です。休み時間のうちに黒板の真ん中に貼ってもらいます。今日はこれをがんばるぞ〜!覚悟しておけよ〜(笑)なんて感じで生徒へのメッセージのつもりです。でもこれは自分自身へのメッセージでもあります。英語の授業は、トレーニングだぞ!いかにトレイン(電車)のように、活動(練習)をつなげていくか。いかに頭を使って(考えさせて)活動(練習)させるか。じゃないと生徒たちは伸長感や達成感、やりがいを感じないぞ!と自分自信に言い聞かせるメッセージでもあります。

 

 そんなことを考えて授業をしていますが、正直言うとなかなかうまく行った試しがありません(悲)。生徒たちに申し訳ない…、と思う日々がた〜くさんあります。なんとかしたいです。もっともっと生徒たちを成長させたいです。そんな思いで、この自主研でも学ばせてもらっています。今日は私にこのような研修の機会を与えてくださって感謝します。今日は私の授業を見ていただきます。是非、先生方からたくさんのアドバイスやオピニオンをいただきたいです。そして、生徒たちにとってより意味のある、価値のある授業を提供できるようになりたいと思っています。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 

とありました。

 

S先生の学びの姿勢,誠実な人柄・・・ それぞれに沁みてしまいました。

じーん・・・

 

こうして地元でも互いに学び合い,高め合おうとする仲間に囲まれて,自分は本当に幸せだな,と思います。

 

 

今回の授業のポイントとして:

 

①授業冒頭,モデルとなるインプット,言語材料の導入,本時のトピックの共有,という意味で行われた教師と生徒のインタラクションはどうだったか

 

②言語材料への習熟段階としての練習をどう捉えるか

 

の2つが挙げられると思います。

 

 

①のインタラクションに関しては,S先生の考えと自分のものが共通しているので,親和感を感じながら視聴することができました。

 

深く考えたのは②です。

 

先日も,卒業させたばかりの3年生の学年末のイメージと,今教えている2年生の初期段階の彼らの実態とのギャップを自分が意識し足りないのかもしれない,と言うことを綴りましたが,コミュニケーション活動の前に自分の授業で行っている練習が十分かどうか・・・を考え直すきっかけになりました。

 

子どもたちの理解状況を,導入後にしっかりとモニターし,適切な質・量の練習ができるようにしたいです。

(多すぎても彼らのモチベーションが低下しますものね!)

 

 

 

 

昨日は,2時間半の時間があっという間に過ぎた月例会になりました。

 

S先生,そして参加してくれたメンバー,本当に感謝しています!!

 

 

ありがとう!!