宇都宮市英語教育自主研究会 11月 月例会
ようこそ自主研へ!
昨日から一気に気温が下がって,10度未満の冬の世界になった宇都宮です。
冷たい雨が降る中,12名のメンバーが集まってくれました。
拙ブログで自主研のことを書くのは本当に久しぶりかもしれません。
今回授業を提供してくれたMちゃんがみんなと共有したかったポイントは2つです。
①4月から授業の冒頭で行っている帯活動としてのsmall talkの実践について
②教科書の読み物教材に入る前に,子どもたちと題材とをつなげる工夫について
Mちゃんの授業の様子と,子どもたちの学びの様子を視聴した後で,参加者でディスカションをしました。
帯活動で扱っている活動が,
・何のために行っているのか
・その活動が何につながっていくのか
という部分ではっきりしないまま,ということはよくありますが,Mちゃんの場合,年度末のALTとのインタビューテストで,即興で2分間対話を継続できることを目標にしています。
また,対話の継続時間の伸びを実感させ,伸びたことがその後の活動への動機づけになる,ということを意識しています。
いきなり対話をさせるのではなく,授業者がT2として授業に出ている教師と実際に対話をしているところをモデルとして示し,インプットを与えてから話をさせています。
このあたりが,Mちゃん自身がよく考え,実践していることのよさだと感じました。
また,教科書の題材との出会いをどうプロデュースするか,という点でも,ディスカッションが盛り上がりました。
このブログでも紹介してきたように,教科書を開本する前に,生徒たちとインタラクションを展開し,教科書の中身についてのスキーマを活性化させるようなことをMちゃんも意識して実践をしていました。
扱われている内容が難しい場合,どんなインタラクションを行うか,というところで難易度設定が難しい,という課題も抱えていましたが,やろう,と思っている方向は間違っていないぞ,と思いました。
自分の授業の弱点は,自分自身がよく分かっています。
他人からそこを突っ込まれることも嫌うことが多いですね。
それでも,自分自身の成長のために,また,その先に,子どもたちの学びの質的な向上がつながっている・・・
ちょっぴり勇気を出してそこに向き合ったMちゃんにエールを送ります。
みんなのための学びの機会を提供してくれて,本当にありがとう!
また,しばらく先に子どもたちがどう成長したか,教えてね!