スポーツの普及・強化の裏側で・・・ 教師はますます困窮していく!?

疲れがたまっているのかな・・・

 

ふと,ネガティヴな思いが浮かんできます。

 

まあ,そういうときもありますね・・・

 

 

先週の地元紙の1面に,教職員協議会がアンケート調査した,地元の教師たちの実態調査が掲載されていました。

 

「部活動の負担,8割以上」

 

 

昨日の土曜日,地元のバスケットボールプロチーム名が冠についた全県の中学校のチームがトーナメントで優勝を争う大会が行われました。

 

既にある大会だけでも年間の中で飽和している状況がある中で,大会を数年前に新設した訳ですが,ぎっしり学校行事等が詰まっている年間計画の中に大会が割ってはいるわけなので,子どもたちが十分練習して,心身ともに準備できている状況にあるかと問われると,そうではないまま大会に臨むことになります。

 

勤務校の年間計画では,先週は生徒がほとんど登校しない中で大会を迎えることになります。

 

対戦相手の学校でも,スキーの宿泊学習の翌日が大会に当たってしまったそうです。

 

スポーツの意義はとてもよく分かります。

 

子どもたちの心身の発達のためにもとても有意義です。

 

ただ,これ以上の負荷を学校に負わせるのは,どうなんでしょうか・・・

 

 

甲子園の野球も,そんな状況を表すシンボルなのではないかと思います。

 

あれだけの伝統と格式のある大会が形を変えることはないでしょう。

 

でも,それを支えるのが,学校である,ということが,どれだけ教師の仕事を重たくしているか,を考えると複雑です。

 

 

目の前でがんばりたい,と願っている子どもたちの姿を見ると,その気持ちに応えたい,という思いで一杯になります。

 

できるだけのことをしたい,と思います。

 

私自身,部活動は嫌いではありません。

 

だけど,悩ましいです・・・

 

 

 

 

しばらく前からそうした話は出てきていますが,そろそろ,部活動を学校から切り離してもいいのではないか,そう思います。

 

放課したら,子どもたちはヨーロッパ型の,地域のスポーツクラブへ行く,そこで,生徒指導的な理解もある,プロの指導者のもとでスポーツをする・・・

(生徒指導的な面での心配がある,と思ってなかなか前に進めない,ということもあることは分かっていますが・・・)

 

そうなるといいなあ・・・そう思います。

 

お互いに気持ちも身体も切り替えて,リフレッシュできる状況で関われることのメリットは大きいのではないか,そう思います。

 

 

本当は,学校の中での仕事ももっと分業で,教える人は教えることに専念できるようになっていたら最高なのですが・・・

 

 

みなさん,どう思いますか?