インタラクティヴな英語リーディングの指導
タイトルに惹かれてアマゾンで購入した伊東先生の近刊です。
伊東先生と言えば、数年前の英語授業研究学会全国大会の大阪でお話を伺ったり、その後の全国英語教育学会千葉大会の折にご講演もお聞きしたりしてきた方です。
フィンランドやカナダの英語教育(もっとマクロな「教育そのもの」についても)についてお話を伺いました。
また、以前、
こちらも読ませていただき、分かりやすい書きぶりが非常に印象に残っています。
今回の本は、対照的に少し難しい書きぶりでした。
正直少し難しかったのですが、リーディングをpassiveなものとして捉えることなく、
・読み手である学習者が、自分の中にいる自分とインタラクションする
・読み手が、テキストの中でインタラクションをする
・リーディングを行っている教室内で、他の学習者や教師とインタラクションをする
というactiveなものとして捉える、という考え方については、本当に賛成だなあ・・・、そう思って読ませていただきました。
推論発問を取り入れた英語リーディング指導―深い読みを促す英語授業
- 作者: 田中武夫,紺渡弘幸,島田勝正
- 出版社/メーカー: 三省堂
- 発売日: 2011/08
- メディア: 単行本
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英語教師のための発問テクニック―英語授業を活性化するリーディング指導
- 作者: 田中武夫,田中知聡
- 出版社/メーカー: 大修館書店
- 発売日: 2009/07
- メディア: 単行本
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田中武夫先生も、ご自身のご著書で、closed questionにとどまらず、(テキストとインタラクションしたり、読んでいる自分自身の中で、自己内インタラクションをしたりできる)referential/open questionを活用することの大切さに触れています。
実際に、目の前で学んでいる生徒たちも、こうした問いを投げかけ、インタラクションをする中で、心を動かし、真剣に思考を深めている姿を見せてくれます。
教科書の読解、内容理解の授業をバージョンアップしたいなあ・・・という方は是非お手にとってみてください!