誰を指名する? 一人一人の学びに寄り添う!

f:id:takaenglishteacher:20130424223636j:plain 学校の花壇,植木鉢ってきれいだなあ・・・

 

大学院で学生生活を送り,学習者体験を改めてしたことが,いろいろな面で生きている,ということは,これまでも拙ブログにたくさん綴ってきましたが,授業においていったい誰を指名するのか,ということには,これまで以上に心を配るようになりました。

 

なぜ,その生徒なのか?

 

ということに関しては,一人一人,先生でも思いが違うと思います。

 

厳しさを大切にする先生は,アットランダムに指名し,いつ指名されても大丈夫なようにがんばることを生徒に要求するのかもしれません。

 

偶然性を大切にする先生は,くじを活用する,日付などをもとに指名をする,ということになるのかもしれません。

 

でも,自分が学習者になったとき,なぜ指名されるのか,指導をする先生の意図が透けて見えたような気がしました。

 

それが自分で納得できるときもあれば,そうでないこともありました。

 

そんな思いを大切にしながら今年度授業をしていると,発問をする前に,子供たちの表情や目の様子を今まで以上に気にするようになっていました。また,身体の所作についてもモニターするようになりました。挙手がなくとも,発言したい思いがある,というときの生徒の表情,自分に届いてきます。

今は勘弁して・・・というときも・・・。

指名をしてからも,解答に詰まったとき,なぜ詰まったのかを瞬間に推察し,再度周囲と相談できる時間に戻したり,発問の抽象度や難易度を考えて再度問いかけたり,と手立てを講じることができるようになった気がします。

 

これまで,年度末の生徒による教師への通信簿(教師の指導を評価してもらうもの)を書かせていると,指名に関して偏りがある,という指摘をする生徒が毎年いました。

 

自分との相性や,その子の学力などを考え,無意識にも,意識的にもコントロールをしていたのだと思います。

 

今年度は,そうした偏りが起きないように,また,教師が勝手にフィルターをかけて生徒を見ないように,できるだけ毎回みんなに声をかけるように心がけています。少なくとも週に1度はスポットライトが当たるように・・・。

 

もっともっと,子供たち個々に寄り添いたいなあ・・・と思います。

 

みなさんは指名をするときに,どんな意図を持っていますか?

 

その指名方法は,一人一人の学びに寄り添ったものですか?

 

よかったら,考えを教えてくださいね!