謝恩会でもらった手紙から

f:id:takaenglishteacher:20140228160122j:plain 達筆だなあ・・・

 

今日は,卒業を間近に控えた3年生が私たち先生に向けて開く,謝恩会がありました。

 

卒業生の代表のことばもすばらしく,担当学年ではない子どもたちですが,本当に誇らしい思いになりました。

 

花の鉢植えをプレゼントされた後で,それぞれの先生にゆかりのある生徒が直筆の手紙を渡してくれます。

 

私のところには,現場を離れる前に担当していた男子バスケットボール部の生徒がやってきました。

 

担当をしていたのは2年前になります。

 

今は,女子バスケットボール部へと私が移ってしまったこともあり,少し離れてしまった感じがしていました。

 

でも・・・

 

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とても小さな生徒で,バスケットボールも中学校から始めた初心者でした。

 

練習試合に出すときも,コートサイドにスタンバイしているときから,いつもいつも緊張で硬くなっていることが伝わってきます。

 

そこで,日頃から,小さいことを生かすには,自分らしさを発揮するには,ということで,ポイントを共有しながら練習をしていたのを思い出します。

 

自分がするべきことがはっきりしていると,試合に入ってもぶれずにそれだけを徹底することができます。

(最終的には自分で判断して・・・を目指すとしても,初心者なら!)

 

また,試合に出る前には,必ずプラスの声をかけたのも覚えています。

 

 

スターティングメンバーではない子どもたちにもチャンスを与え,その子たちなりに成就感や達成感を持ってもらいたい・・・

 

そう願っていたからです。

 

その結果,彼自身も当初よりずっと上手になって,試合でジャンプショットをきれいに決めたのもよく覚えています。

 

その時の笑顔も忘れません。

 

2年経って,その子がそうしたかかわりをちゃんと覚えているのだ・・・と思うと,自分がかかわってきたことがちゃんと生きていたんだ・・・と嬉しくなります。

 

自分が彼を支えている,だけではなく,こうした彼のことばで,自分こそが支えられているのだ,と再確認しました。

 

 

自分たちは英語教師,ことばを教える教師です。

 

でも,

 

「なんでそんなことができないの?」

 

と言うような人であってよいのでしょうか。

 

Why can't you do such a small thing?

 

なんて自分が言われたら,どうでしょう。

 

 

できない理由をただ聞いて,どうするのでしょう。

 

それよりも,一緒に考えて,一緒に課題を克服していけるように,そのエネルギーがわいてくるようなpositiveなことばかけをしたいものですね。

 

 

手紙を書いてくれた君へ

 

元気をありがとう!!

 

 成長したね! こっちも嬉しいぞ!