研究の視点を日常の授業に! ここがウチらの勝負どころだっぺ!②
教科書本文の導入を行う際,みなさんはどんなふうにしていますか?
教科書の題材と子どもたちをつなぐために,写真を使ったり,先生が自己開示をしたりしながら,身近な話題とテキストをつなぎます。
もうすぐ24時間テレビが放送されますね。
今年のチャリティランナーは城島さんですが,中2のCharity Walkの題材を扱うときには,24時間テレビの話題を出してインタラクションをしながら,自分にできるcharityとは何か,と問いかけました。
一方で,教科書の課と課の間にあるspeakingやlisteningにfocusしたページを扱うときにはどうしていますか?
道案内などのセクションでは,日常的にnativeから道を尋ねられる機会が乏しい場合,なかなか難しいのではないでしょうか。
私の住む場所も,日光に行かれる外国からの観光客はいますが,中学生にとってはなかなか頻繁にそうした機会に恵まれることはないと思います。
といっても,代案になるいいアイデアがすぐに出てくる訳ではないのですが,今回の教科部会に持ち寄る授業データとして,そんなspeakingの授業の一部を使おうと思いました。
自分でも,1学期の終わりに慌ただしく撮影した(撮影者はおらず,自分で教室後方にカメラをセットして撮りっぱなし)ものでしたし,撮影後も自分で納得のいった授業にはならなかったのですが,2人の同僚に,どうしたらこういう授業でもインタラクションを活用できるかを聞いてみる,アイデアをもらういい機会だと思いました。
インプット量と,生徒の反応とのバランスはどうかな・・・
赤字の部分で,生徒が思考をしている様子が動画から見えたところです。
自分でその場面を思い出しながら,自分のことばで発話しようとしていました。
この一連の流れで,私は2名の生徒とやりとりをしています。
教室全体へとうまく広げることが今ひとつできなかったなあ・・・という反省があります。
道案内のやりとりへと結びつけるのは,少しだけできていたようには思いますが・・・
ただ,こうして振り返ること,仲間と共有して意見交換をすることで,次の授業改善につながっていくと思います。
まだまだ続く,授業改善への道です。