もう一つの集大成 対話テスト 最終回
勤務校の英語科では,子どもたちの発信力育成の2つの大きな柱として,
【十分準備をさせてからの】スピーチ
と
【即興性のある状況での】ペアによる対話
との二つを考えています。
ファイナルスピーチの英作文が一区切りついたので,少しの間お休みしていたペアでの対話を再開しました。
2学期まではずっと授業で行っていたペアでの対話ですが,各学期末に彼らに課していたのは,ペアでの対話テストです。
これまでは,授業で扱ってきたトピックを4つ挙げて,それを短冊に印刷し,机の上に並べておきました。ペアがテストを行う部屋(英語教室に隣接する準備室)に入ると,机上にある4つの短冊から1枚を選んで,そこに書かれているお題について対話をする,ということになっていました。
しかし,先日(早め早めにテスト等のスケジュールと目的,期待することを伝えている)子どもたちにアナウンスをしたのは:
「世の中に出て,日常会話の場面で,話すべきお題を出されてから話すことはほとんど皆無に近い」
ということです。
そこで,今回は:
と伝えました。
久々に対話をさせてみると,案外対話を継続させることができているようです!
ずっと継続してきたことは彼らの中に残っているのだ!
と対話のためのスキルが彼らの中に定着していたんだと実感しました。
これもファイナルスピーチ同様,あと4回,練習をさせて本番に臨ませようと思っています。
彼らに伝えたのは・・・
●相手意識を大切にすること
です。
ともすると,自分の言いたいことだけを延々と話してしまうことがあります。適度なところで自分の発話を止めて,聞き手に質問をする隙を与えたり,話し手としてのバトンを渡すために,相手の目を見たりすることが大切になります。
さあ,どれだけ伸びているか・・・
期待しています!!