跳びはねる思考
しばらく前に駅の書店で買った本です。
もともとは「思考」という言葉にひっかかって購入したのですが,読んでみて,ちょっと違った視点から考えが深まりました。
それは,子どもたちのことです。
自分の考えや気持ちを外言化できない子って少なくありません。
「教師」として,彼らを引っ張ること,指導して型にはめようとすること,そうしたことばかりを考えてしまうと,「思考を外言化できない子」は,面倒な子,ということになってしまうのかもしれません。
何を考えているのか分からない・・・
でも,内言として,彼らは豊かな感性,はじける感情,しなやかな思考・・・いろいろなものをもっているのですね。
それを外言化できない自分にもいらだち,悩みながら毎日を生きているんですね。
自分が学生になったこと,そして,親として我が子を間近に見ていること・・・
そうして感じたこと,感じていることと,こうした見方ができるようになってきたことがつながってきた気がします。
新年度に出会う生徒たちにも,もしかするとなかなか思いを外言化できない子がいるかもしれません。
でも,「間」をしっかりとって,彼らに寄り添えるように,今年もそうしてきたように,改めて意識していきたいと思います。
効率よく仕事をこなす,ということだけでは,自分たち教師の仕事はできないと思います。
さあ,学校!!
では,行ってきます!