Can-doリストは言葉遊びにならないように
補助教材を準備する
春休み中,Can-doリストのプロトタイプを作成していました。
プロジェクト型のアウトプット活動を年間のゴールに位置付け,各学期末にも,そのゴールに向けてリハーサルとしての活動を位置付ける年間指導計画は平成24年度から運用しています。
単元の指導計画の中には,「~できる」という形で外国語表現・理解の能力の観点について明示したものを作成してあります。
「~できる」の形で生徒にできるようになってほしいことを具体の姿として既にイメージし,教科内で共有していることもあるため,エクセルでCan-doリストを作成していても,思いの他スムーズにプロトタイプとしてのたたき台を作成することができました。
今後,教科内でディスカッションをし,1~3年生までを縦の流れで見た時,
●どの程度・・・できるか
というところを吟味していきたいと思います。
改めて考えてみると,リストを作ることが大切なのではなく,コミュニケーションの中で生きて働く力となるように,
また,旧態依然とした授業改善を加速させるために,
リストの作成が求められたのではないか・・・
そんなふうにも感じました。
文部科学省:Can-doリスト作成の手引き
http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/gaikokugo/__icsFiles/afieldfile/2013/05/08/1332306_4.pdf
いずれにしても,紙ベースで言葉を充実させたCan-doリストをいくら作っても,お蔵入りしてしまうようなものを作ったのでは何の意味もありませんね。
出来る限りシンプルに,を合言葉に,リストの作成を進めていきます。