道遠し -長野のKさんから贈られた大切な小冊子
Kさんから送ってもらった信濃教育別冊
3月28日のELECでの研修会に,長野からKさんが参加してくれました。
自分の講座を受講したい!と松本市から高速バスで駈けつけてくれたのです。
神田駅で朝待ち合わせ,ELECまでの道を歩き・・・ 昼食を共にし,そして,帰り道,神田駅までまた歩き・・・ できる限りたくさん対話をしたい! そう思わせてくれる仲間です。
授業観,生徒指導観など,Kさんとは共有・共感できる部分がとてもたくさんあります。
授業力も高く,本当に尊敬できる後輩なのです(すでに先を進まれている!)!
そんなKさんから,別れ際に封筒を手渡されました。
信濃教育の別冊でした。
帰りの新幹線の中から読み始め,少しずつ読み進めてきました。
長野県の小さな村の教育長を最後に引退をされた現在90歳を超える先生が,信濃教育という教育会の定期刊行物に寄せていた随筆を集めたものです。
全部で7篇の随筆が寄せられているのですが,そのどれも含蓄があり,90を超えて尚も謙虚に,真摯に学び続けるしなやかな生き方が伝わってきます。
教師としてどうあるべきか
子どもたちにどう寄り添うべきか
そんな思いがたくさんの温かなエピソードとともに綴られていました。
印象的だったのが,後輩たちにこうせよ,という「~べき」論で終わっていない,ということです。
自らの失敗談を盛んに紹介し,自己開示をされながら,共感的な書きぶりで思いを綴られているのです。
山口県に行った時にも,なぜだかそう感じたのですが,長野もやはり,教育に熱い県だ!と感じました。
栃木県はどうかなあ・・・
自分にはとてもとても遠い道のりだと思いますが,今後も一歩一歩進んでいきたいな・・・
授業改善への道,と根っこは同じだ!と思いながら明日の授業びらきを迎えたいと思います!
Kさん,素敵な贈り物をありがとうございました!