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すごいなあ・・・

教え子たちが3年生への進級を間近に控える時期になってきました。

 

いよいよだ,と胸が高鳴ると同時に,思うような結果が出ない子どもたちにとっては,心配な面もあります。

 

Am I OK?

 

今年も個別指導をするよ,と投げかけていて,個別に相談をし,自分の課題を意識しつつ,それに合った問題などを渡して,交換日記のように家庭学習をしつつ,採点とアドバイスをする流れで学んでいます。

 

一方で,fast learnerさんたちのさらなるレベルアップを求められつつ,slow learnerさんたちのケアを,授業の中で同時にしていくのはなかなかに難しく,特に後者のための指導・支援についてずっと悩んでいます。

 

そんな中で,秋田のO先生に相談をしました。

 

宿題で取り組ませている教科書準拠ワークの使い方についてです。

 

授業の中でワークを使う,ということで,授業でやるから,という生徒たちのモチベーションを高めておられます。

 

また,そうした外的要因だけでなく,内的にも,これをやると土台がしっかりする,自分にプラスになる,と感じられる取り組みにもなっています。

 

O先生からの返事です:

 

授業では、習得(Skill Getting)と活用(Skill Using)の
2つを常に区別して行うようにしています。

ワークは主に前者、つまり英文構造や語彙の習得のために使うので、
宿題としてやってきたページの英文のしくみを
授業で改めて確認(復習)するためにペア活動をします。
それがスムーズにいくようにまず全体で確認をします。

どの文法も導入の際に視覚的に判別できるよう、
マーキングの仕方を決めています。
例えば現在進行形であれば
be動詞と現在分詞をマーキングするなどです。

宿題の英文の中からシンプルでわかりやすいものを選び、
板書してマーキングを全体で確認し、
その後、ペアで他の文も同じことをしていきます。

どの文法でも、動詞は徹底的にマーキングさせます。
教科書の音読でも、動詞をマーキングします。

こうすることで動詞が英語の要であることや、
英文は主語+動詞が基本であることを視覚的に
とらえられるようにしています。

また、ライティングマラソンノート(英語家庭学習用自学ノート)に
英文を繰り返し書く時にも同じことをして、
一人でも思考しながら英文が書けるようにしています。

下位の子たちはなかなか大変で、自分でできるようになるには
かなりの繰り返しと個別指導、年月が必要です。

ちなみにライティングマラソンノートには、
吹き出しなどを使って説明を書いたりしている生徒もいます。

このノートは週に一度集めて、頑張りをチェックしています。
日記を書いたり、自由英作文を書いてくる生徒もいます。

 

 

曲がりなりにも,研修会の講師などを担当し,

お呼びの声をいただいているので,自分の指導にも何らかのよさがあるのかな,

と考えると(のぼせて調子に乗らないようにしたい!),

私の場合,後者の活用(skill using)の部分については,インタラクションを中心に,よさがあるのかもしれませんが,前者の部分についての指導が弱いように感じます。

 

先日,東京家政大学の太田洋先生をお招きしたときに(インフルエンザで生徒がおらず,自分の授業は見ていただけませんでしたが・・・),本校の英語科の指導の次のステップは,language focusだよ,とおっしゃっていただいたこと,そして,自分自身が上に書いたように課題にしてきたこと,今回のO先生のアドバイス・・・どれも絡み合っているなあと改めて感じています。

 

自分なりには,習得(Skill Getting)と活用(Skill Using)が一体となった指導を展開しているつもりで,それを明確に区別,分類せずにいくことも大切だ,と思ってきましたし,今も,その思いはあります。

 

ただ,slow learnerさんたちが,授業中により明確にポイントを理解し,つかんでいくためには,今回のお話はとても大事な視点だ,と思っています。

 

 

これからの自分にとって大きな大きなアドバイスになったように感じます。

 

 

太田先生,O先生,ありがとうございます。

 

 

お二人に教わっている子どもたち,学生さんたちは幸せだなあ・・・