ワークブック あれこれ
長らく同じワークブックを使ってきた勤務校ですが,ずっと思っていたことは,
「このワークブックを手にして,子どもたちが使ってみたい,学んでみたい,と思うか。」
ということでした。
また,
「自分たちが日ごろ行っている授業に対応しているのか。」
普段,ドリルライク,単に機械的,作業的なことを避け,話題にこだわり,言語材料が使われる状況づくりに苦心し,意味のある練習をさせることを考え,実践しているのに,宿題になると,一気に機械的なドリルで終わってしまう,ということに大きな違和感があったからです。
今年度,数年来提案してきたこうした思いが教科内で受け入れられ,ワークブックの吟味を重ねて取り入れたのが,
このワークブックです。
現場で起こりうることがたくさん想定され,作られています。
例えば,子どもたちがよく間違える語順などに着目し,誤りを訂正しよう,というような設問があります。
これは本当にいいなあ,と思います。
また,表現問題なども,子どもたちの生活に根差した設定がなされています。
SNSでのやりとりなどは,彼らにとって本当に必要感を感じるものです。
特定のワークブックだけを過度にクローズアップすることを意図しているわけではありませんが(他にもよいものはあると思います!),本当によくできていると思います。
みなさんも,補助教材としてどんなものに取り組ませるか,改めて考えてみるといいな,と思います。