ディベートを行って考えていること
各クラス2回目のマイクロディベートが終わりました。
ALTと相談して,いろいろなテーマを用意しました。
クラスごとにトピックを変えながら,子どもたちの反応を見ました。
School lunch should be introduced in our school.
We should wear school uniforms.
Everyone must join the club activity.
の3つです。
初回は教科書の学習内容にかぶせて,エネルギー問題について論じたので(ハードル高かったですかね・・・),今回は生徒の日常生活に関して,を考えて設定をしました。
どのクラスも,初回よりはメモの取り方,相手に対しての意見の伝え方は上手になっていましたが,やはり意見をまとめるのがなかなか手ごわいようでした。
授業の後で生徒たちに感想を聞いてみると,やはり最大の問題は言葉の壁,でした。
中3なら,多くを学び,知識を獲得して,自分ならどう思うか,という点で成長をしています。日本語で語るならば,かなり深いことも言えます。
一方,英語の知識や運用能力はそれに追いついていないので,難しいことを言おうと思っているわけではないものの,英語にするのが難しい,ということはよく分かります。
それでも意見を述べようとしているところが,すばらしい,と思いますが・・・
また,どのテーマを扱っても,相手の言っている意見に一理あり,と思ってしまうと,なかなか反論するまでには至らなかったり,がんばって発言してくれたものの,発言の中で最もシンプルなものに対して集中的に反論が集まってしまう,ということも起こりました。
なかなか難しいですね・・・
40人というクラスサイズも影響が大きいです。相談する時間の中では,自由に動いて相談をしてよい,と伝えたので,前回よりはムードは柔らかく,活気のある様子でしたが,それでも,1つの側の人数が20人ですから,一枚岩になるための話し合いが十分できるかと言われると,相当厳しいです。
人数を制限して,ジャッジをする生徒を付けて・・・ というのがよいのかな,と思います。が,今年度中にはそこまでは難しいかなあ・・・
テーマについては,2回分,さまざま試してみて,
Everyone should join the club activity.
のように,1つの考えについて述べるのは,難しいような気がします。
A is better than B.
のように,二つのものを比較するような形の方が,やりやすいのかもしれません。
テーマが肝,になると思いますが,こちらも経験が必要なのだと思います。
まずはお互いに経験を重ねて,だんだんと成長していこうと思います。
難しいから,楽しいのだ!