向き合う 伝える
1学期末の自己紹介スピーチ発表が終わりました。
今日は,恒例の振返りをします。
ガイダンスと振返りはとっても大事で,パフォーマンステストを行ったときなどは,必ず入れるようにしています。
スポーツ選手が自分のレースや試合の様子を撮影し,事後に振り返ることはよくあることです。
技能教科である英語でも,特に「話す」「聞く」こと,やりとりすることに関して,タブレット端末やビデオで記録し,本人が視聴することで,何ができているか,今後何を意識して改善しようとするかをつかませることができますね。
事前に何をがんばればよいのか,視点を確認します。
★自分の考えや気持ちが相手に届くようにしたい・・・
だから・・・
★聞き手の様子をよく見よう
★話し手のことばがわかって,頷いた,わからずに困った顔をしている,などのリアクションを見て,適切な速さや,適度な間を取ることなどを考えよう
★日本語を使わず,英語でがんばろう
★英語らしい発音やイントネーションに留意しよう
★スピーチを楽しもう!
などを共有しました。
正確性について過度に意識させると,発表そのものが硬くなってしまいます。
2年,3年と,メタ言語的な力が彼ら自身についていったら,段階的に正確性についても意識を高めさせていきたいと思っています。
去年3年生を指導していて,その考え方でも十分大丈夫だと,私自身が体で感じていることが大きいです。
振返りから気付いたことを,次回の発表会に生かす,そのために日々の授業の中でも意識させることができる工夫をしていきます。
さて,発表会の中で,ちょっと残念なことが起こってしまう・・・ということはよくあります。
話し手が失敗したときに,聞き手から思わずかかる声
帰国子女の子や,英語学習の意識が高い子などのよい発音に対してのことば
などです。
今回も,そんな声が出たときがありましたが,すぐに子どもたちに伝えました。
「そういった声が出てしまうクラスってどうなんだい?」
「言ってしまった人,だけが問題なのではないね。周りがそのことに対して何のアクションも起こさなかったことが問題なんじゃないかな。」
子どもたちの様子に敏感になり,ちゃんとキャッチできることはとても大事だと思います。そこが自分たち教師の勝負どころなんだと思います。
また,ちゃんと投げかけることも,大事だと思います。
こうして,よいところも,改善すべきところも一緒に共有して,共に成長していきたいと思います。
誰もが居がいのある教室を作りたい!