公開研究会を目前に控えて・・・
歴史と伝統の重み・・・
研究主任として迎える2回目の公開研究発表会が来週金曜日にやってきます。
これまで歴代の研究主任の顔ぶれを考えると,本当に拙い自分の存在がいやになることばかりですが,できうることを精一杯,の気持ちで日々を送っています。
ここ2年間で教職員の4分の3が入れ替わる事態に,公開授業を行う教師の半分は初めて,もしくは2回目,のような状況になっています。
だからこそ,これまでともすれば中核になる教師だけが深く研究を知り,学校全体を強力にリードしていく形から,みんなで練り上げ,学び合い,少しずつ研究を掘り下げていく形に流れを作ってきたつもりです。
研究のプロセスをどんどん公開し,早め早めに提示していくこと,そして,ミドルリーダーとしてのポジションの教師のモチベーションを高め,協同で研究に当たること,もお願いしてきました。
「初めて授業を公開する教師を見守る参会者の目が,どんなものになるだろうか。」
異動して2ヶ月,子どもたちとの関係づくりもまだまだ途上,本来ならば「顔見せ」で,という状況でしょう。
ただ,参会する人々がみな温かく授業者を見守ってくれるかどうか,分かりません。
だからこそ,同僚である自分たちが普段から温かくバックアップし続け,元気と勇気を与え続けられるように,努めてきました。
そうはいっても,長い経験をもっていた先輩方がそっくりいなくなり・・・
本番を目前に控えて,日に日に職員室の緊張感が高まり,疲れとともに,張り詰めた空気が生まれてきます。
正直,気遣いをしすぎて,気持ちが悪くなりそうです・・・
朝目覚めても,なかなか起き上がれません・・・
ただ,自分を研究主任に推した尊敬する上司の顔を思い浮かべながら,なぜ自分のような半端な人間をこのポジションに就けたのだろう・・・
その上司が最初に自分に伝えたことば:
「つなぐ」
このことを思い出しながら,笑顔を失わず,元気と勇気を周囲に届けたい・・・
研究の質もあるかもしれませんが,そのことだけをまずは心に留めて,残された日々を送っていこうと思います。
みんな,つらいと思うけど,ファイトだ!!