現場や子どもたちを混乱させないで 世の中を煽らないで
今週、衝撃的な記事が地元紙の一面に掲載されました。
小6の子どもたち、そしてその親御さん、
小6を担当している先生、
そして、全校を廻り、現場の先生を応援している県教委の学力向上推進室の先輩方、
いろいろな人たちの気持ちを思うと、本当に辛くなります。
もちろん、同じ県で指導をしている自分も、自分のことのように感じられ、心が苦しくなりました。
子どもたちが置かれる状況は様々です。
学力テストの目的は、子どもたちが学んで、身についたこと(それを活用すること)がどれだけなのか、そして、今後指導の手を入れていく改善すべき点がどこなのか、を探るため、のはずです。
結果だけが一人歩きし、あたかも窮地にあることばかりがこうしてマスコミに取り上げられ、世の中を煽るようになってしまうと、現場は混乱すること間違いなしです。
もちろん、指導する側がさらに研修を積み、子どもたちにより良い学びを提供し続けることは不可欠です。
直さなければならないこともあるでしょう。
でも、短期決戦で翌年の順位を上げなければ、というようなムードになったら、本来目指すべき指導が行われるのでしょうか・・・
結果を押し上げるための指導が一気に行われることになるのは目に見えています。
前の記事で書いたような、生徒がどう学びたいか・・・
はどこかに押しやられることになるでしょう。
自分のような一教員がどうにかできるものではない・・・
わかっているけれど・・・
悲しい・・・