3.11. に想う
6年前、修学旅行の事前学習をしていた午後の授業、全体での集まりを終えて、各係ごとの集合場所へ移動する際、あの地震が起こりました。
全体会場を最後に出る男子2名と共に、私と学年主任の4名が廊下を歩いていました。
ある教室の前に、新聞(NIE)が毎日置かれていた長机の下に生徒を潜り込ませ、その横に私たちも入って揺れが収まるのを待ちました。
相当長い時間だったことをよく覚えています。
その後、校庭へと生徒を避難させました。まだ春も浅く、風が冷たく吹いていたこと、安全確認をしながら生徒を順次教室へと入れ、上着などの防寒着のみを取らせて再度校庭へと移動させたこと。
連絡がなかなかつかない家庭もあったものの、粘り強く連絡を続け、生徒のお迎えを要請したこと。
最後の生徒を受け渡したのは、8時くらいになっていたような記憶があります。
その後も、計画停電や日用品の不足、ガソリンを入れるのも大変だったこと・・・
体育館が被災し、部活動のためにいくつもの体育館を流浪したこと・・・
大学院に行っていた時、時間を見つけて福島の沿岸を見に出かけたこと・・・
ぐにゃぐにゃの線路を見て衝撃を受けたこと・・・
そんなことを思いながら、今日の午後の部活動練習で、生徒とともに北に向かって黙祷を捧げました。
その時に歌った洋楽も追悼の気持ちを込めたものでした。
MR.BIG / THE WORLD IS ON THE WAY
MR.BIG -The World Is On The Way - 2014 盛岡
こうして今、安心して暮らせていることに感謝しつつ、これからも何かできることを探していきたいです。
直接何かできるほど力はないけれど、忘れないこと、語り継ぐこと・・・
そんなことでも・・・