1学年の立ち上げを通して感じ,学んだこと
土曜日の桜
我が家からすぐのところで撮影した桜です。
土曜日に散歩をしながら撮影しましたが,今日降った冷たい雨でほとんど散ってしまったようです。桜はきれいですが,本当に儚いですね。
桜が散るとともに,新年度の学校生活も本格化します。
今年度は1年生を担当します。学年主任として3年生を送り出し,主任2年目,1年生の担当は10年ぶりです。
いやあ・・・1年生はかわいいです。
逆に,3年生は本当に大人だったなあ,しっかりしていたなあ・・・と感じることもたくさんあります。
1年生から持ち上がって卒業までかかわると,その思い入れたるや,すごいんだなあ・・・と改めて気づかされます。
そのくらい,1年生との出会いは新鮮で,インパクトのあるものですね。
学年の先生方に話したこと,そして,自分にも言い聞かせたことは:
①できないこと探しはしない,できることを1つずつ探して認めていこう
②できないことは,今後の指導の貴重な資料としよう
③短期集中,促成栽培的な発想はしない
手取り足取りにせず,投げかけ,失敗を認め,かかわり,気付かせ,学び合い,共に育っていく(共創)
④生徒の目線,保護者の目線を大事にする
常に逆サイドから物事を見つめる
ということです。
簡単なようでなかなかできないことかもしれませんが,上から目線でこうしなさい,ああしなさい,ではなく,自分で考え,行動し,責任が取れる生徒を,みんなで,時間をかけて育てていきたいと思っています。
また,学年経営に,昨年度同様バックワードの発想を取り入れています。
最初の学年集会では,3年後の卒業式をイメージさせ,そこに向かっていくために,日々の生活があることを伝えました。
先輩方が立派に式に臨み,すばらしい時間を創り上げている姿を見て,生徒たちは感心していました。
では,あんなふうになるには,いや,あの姿を超えるにはどうしたらよいのか,それは,日々の生活の中でどう考え,どう行動していくのか,が大事なんだ,ということを体感的に感じ取らせたかったのです。
また,あまりに遠くばかりを見つめていても,本物の実感にはつながらないと思います。2月に予定されているスキーの野外体験学習が,1年間の集大成になる,ということで,1年前の様子を見せました。
今年もスタッフに恵まれ,ストレスを感じることもほとんどないことが何よりも幸運でした。
主任として思いを伝えると,理解をし,一緒に歩んでくれると言ってくれました。
本当にありがたいです。
1年生を改めて担当すると,年度当初がこんなにも忙しく,あわただしいのか,と改めて分かります。
1つ1つ中学校生活について理解をしてもらう必要があり,たくさんの回収物があり,授業を始めるにしても,確認すべきことがある・・・
さらに小さい子たちを教えている小学校の先生が,いかに心を込めて,彼らに向き合い,1つ1つを指導しているのか,を思わずにはいられません。中1なら,もっと楽なはず・・・ですよね・・・
それでも,中3からのギャップは大きく,大変だと思っています。ふぅ・・・
ただ,不思議とそれが嫌ではなく,笑顔で一つ一つに向き合っていく彼らを見ていると,たくさんのパワーをもらえます。
これからもたいへんなことがたくさんあると思いますが,彼らとともに少しずつ成長していこう,そう思っています。
新しく出会ったみんな,一緒にがんばろう!
改めてよろしくね!