スピーチコンテストに向けて
合間を縫っての練習
お昼休み,そして放課後と,市のスピーチコンテストへの出場を控えた2名の生徒と練習に励みます。
発音の癖についてお互いに理解し,個別の発音の修正を行ってきたので,ずいぶんと英語らしい音声表現ができるようになってきました。
自宅でもたくさん練習を積んできたことが分かります。
学校での練習しかできないのですが,そうしたがんばりが伝わって,こちらも嬉しくなります。チームで取り組んでいるんだなあ・・・と。
放課後の練習では,練習中に尋ねてくる別件での生徒がいたり,保護者の方の来校があったりと,出たり入ったりが忙しかったのですが,大好きな英語学習を通して生徒とつながっているので,なんだかとても楽しかったです。
最後の仕上げとして,
●聞き手との一体感をどう生み出していくか
●自分の伝えたいことが何なのかをはっきりさせ,聞き手に伝わるように表現するにはどうするか
などを問答形式で考え,気付かせていきました。
どれだけ上手にスピーチをしたとしても,一方的では価値は半減してしまいます。
スピードを上手にコントロールしながら,問いかけには返事を待つつもりで適度な間を取りつつ・・・
失敗体験では「しまった・・・」の声色で,そして,その後の気付きと「これからはこうがんばっていくぞ!」には「いきいきした」声色で・・・
などのポイントをもとに練習をしました。
毎回,ICレコーダーで録音した音声をUSBに入れて持参させました。
自分の声をメタ的に聞く機会を持たせて,その後の自主練習につなげます。
あとは,木曜日,金曜日の授業で,クラスのみんなの前で最終リハーサルをさせようと思います。
2年前,スピーチコンテストに関しては,感動のエピソードがありました。
担当している2名が,高円宮杯の県代表になったこと,そして,県のコンテストで最優秀賞を獲得したこと・・・です。
特に,後者は,1・2年生のとき,毎回前者の代表生徒の存在があって後塵を拝していた生徒でした。
「出場はもうしない・・・」
と言っていた生徒を励まし,一緒に練習を重ねた結果でした。
引率はしなかったのですが,賞状を持って泣きながら学校に報告に来てくれた姿を,今でも鮮明に覚えています。
http://ameblo.jp/utsunomiya-eigo-jishuken/entry-11078778076.html
台風が関東地方を通過するとの予報で,明日の学校は臨時休業になりました。
職員は出勤するので,明日の時間を有効に使えればと思います。
やっぱり生徒に救われているなあ・・・