2人の同僚
本校には私を入れて3人の英語科教員がいます。
パートナーは女性二人ではありますが,3人でとってもよいチームワークが形成できていると思っています。
思えば,20年間,自分以外の男性英語科教員と同僚になった経験がなく,常に女性とともに仕事をしてきたな・・・
自分が自分が,と我を通していたとき,相手を理解する前に,自分の主張ばかりを通そうとしていたとき,相手に不快な思いをさせてしまったこともありましたね・・・。
小さなお子さんを抱えていたり,家庭の事情があったりする同僚を理解せず,いいことだけれど,負荷の大きいことを提案してしまったこともありました。相手をずいぶんと困らせたことでしょう。
その後時間が経ち,いいことであっても,それまでその職場で行われていなかったことを提案するときには,2,3年のスパンで実現できれば・・・と思えるようになりました。
また,相手が取り組んでいるもののよさを認め,自分に取り入れるようにもなりました。
個性が強い,自分オリジナルの道を歩んでいるような先生たちは,どうやって同僚性を維持し,高めているのでしょう。非常に興味があります。
そこに苦労をしている人が少なくないと思うからです。
さてさて,話を同僚の2人に戻しましょう。
Aさんは,帰国子女です。小さい頃,5年ほどアメリカに住んでいた経験があり,nativeのような英語を操ります。
高円宮杯出場者を数多く育てたり,発展的な活動を仕組んだり,英語が好きな子どもたちを更に高いところに連れて行くことに長けています。
あんな英語を操りたい・・・
また,子どもたちとのインタラクションもとても巧みで,生徒をつなげ,話題を広げ,対話を継続していきます。
すばらしい!同僚です。
Bさんは,勤務2校目でも一緒に働いたことのある同僚です。いい意味で天真爛漫で,子どもたちとの関係づくりに長けています。
自分のクラスだけでなく,学年の生徒たちとの関係を温かく作ります。
同僚としても,しょげている姿を見ると,笑顔で励ましてくれるような人です。
そういう土台があるからこそ,授業の中での子どもたちとのかかわりが絶妙です。話題選びも,そうした生徒理解があるからこそ,とても自然で,生徒たちが食いついてくるように反応します。
だからこそ,インタラクションが豊かになるのです。
インタラクション重視であること
たくさんの英語に触れる機会があること
形を変えながら,何度も繰り返して英語を使い,使いながら徐々に習得をしていくこと
それがうちの学校のカラーだと最近強く感じています。
二人の同僚の授業力は圧巻です。
それだけに,一緒に仕事をしていて誇らしく,学ぶべきことも多いのですが,同時に,このままでは・・・と思うこともしばしば・・・。
自分が一番外に出てお話をする機会をいただいているのも,それでいいのかな・・・と思ってしまいます。
1つ前の投稿で,自分がおもてなしに疲れてしまう・・・と書きましたが,英語科の同僚と3人でいると,そういうことも考えて,のびのびとさせてくれます。
いいじゃん,もっと呑んじゃいなよー!
もっと食べていいよー!
この二人とならば,よりよい授業づくりにまい進できそうです。
いつもありがとう!