インプット,インタラクション!
インプット,インタラクション,どちらも勤務校の英語科では本当に大切にしているものです。
なぜアウトプットを入れていないか・・・
それは,アウトプットを急ぐ,焦ることへの警鐘なのです。
モデルとしてのインプットを豊富に与えているのか・・・
量がたくさんならいい,そういうことではありませんね。
目の前にしている子どもたちは一人一人が「生」の人間です。興味関心もそれぞれ違います。全員を網羅するのは不可能に近い作業になりますが,少なくとも彼らが興味を抱いて耳を傾けよう,とするような英語,authenticな英語を聞かせたいものです。
また,子どもたちは「聞き続ける」ことに集中するのはあまり得意ではありません。傾聴できる時間はどのくらいなのか,目の前にしている子どもたちの実態をもとに考え,それを超えるなら,彼らを巻き込み,彼らがactiveになれるようなインタラクションをすることが大事だと思います。
ここに言葉だけで表現しても,なかなか伝わらないのだろうなあ・・・と思いつつ,私たち英語科が取り組んでいるのが,「雑談をしている」ようなインタラクションです。
●教師が自分のことを積極的に自己開示して話すこと
●生徒の生活にかかわる自己関連性を感じられる内容にすること
●生徒が自分らしさを出せる適度な自由度があること
●教師自身が生徒の気付きや発言から学ぼうとしていること
●生徒のことを本気で知りたい,と自然に構えていて,本気のリアクションができること
●話題になっていることを生徒と教師が分かち合っていること
などです。
これまでたくさんの学校,たくさんの授業を見てきましたが,コミュニケーションを教えている教科なのにもかかわらず,残念ながら基礎・基本の習熟,定着にばかり過度に意識が向かっていて,インタラクションが展開されていない授業が多いような気がしています。
今年度,ぜひインタラクションを豊かにすることを目標にしてみませんか?
私たちもがんばります!!
よかったら授業を見に来てくださいね。ともに学びましょう!