広がる学びの輪 -福島の盟友 M先生からのフィードバック

f:id:takaenglishteacher:20140310231046j:plain 自宅で授業を見てくださっている様子

 

 

更新が頻繁過ぎて,読み手の方も困惑されていることでしょう・・・

 

自分の饒舌ぶりに,自分でも困ってしまうこともあります。

 

 でも,伝えたいことがある,共有したいことがある・・・ということなのです。

 

つれづれなるままに,これからも書いていこうと思います。

 

 

今夜は,福島のM先生からの振り返り,そして,その後のやりとりがありました。

 

 

ここまでいくつかの振り返りを投稿させていただいていますが,1つの授業へのコメントでも,その方が何を大事にしているかによって,それぞれの視点で見てくれていることが分かります。

 

その人の授業観,子ども観が分かりますね。

 

自分ではない視点で見ていただくから・・・本当に気づきがあり,勉強になります。

 

結果として,自分が授業改善をすることにつながり,自分の目の前の子どもたちに還元させていくことになっていると思います。

 

そこは,ストイックに追究していることでもあります。

 

 

M先生,忙しい中,本当にありがとうございます。

 

 

心から感謝しています!

 

 

*****

 

 

T先生、こんばんは。

 

授業のDVDを見させていただきました。感想を一気に書かせていただきます。

 

この授業は、自分の授業と比較して、共感するところ、気をつけているところがとても多くある授業でした。

 

私が学ばせていただきたい場面を箇条書きにさせていただきます。

 

・  授業の始めにワクワク感がある。

→2年生のこの時期に、授業始めからしらけ感がなく、わくわくした雰囲気で授業を始められていることには、多くの先生方が驚かれるのではないでしょうか。

 それだけ、常に新しい話題や生徒が聞きたい、話したいことを題材に授業を作られているからだと思います。

 

・  歌を歌わせる配慮がある。

→先生のブログでも拝見しましたが、歌を歌う際に声を出させる工夫(音量を大きくする、暗くする)が効果的ですね。私も歌を歌うときはYoutubeで見せているので、自然に同じスタイルになるのですが、その良さを実感しています。

 

・  生徒を注意するのが自然。

→嫌らしさが全くありません!

 

・  やらせの通じる人間関係は本物。

”Who is your hero?”の問いに、”Mr. T.”と答えた生徒がいましたね。私の恩師、H先生も、授業のほとんどがやらせ、お決まりだったりします。「笑っていいとも」の拍手のように。

 それって人間関係が熟成している証拠だと思います。”Mr. T.”と答えた生徒も、周囲の生徒がその答えを待っているのを見越して答えてましたね。

 やらせというと聞こえは悪いですが、こういうのがあると生徒は安心して授業に臨めると思います。

 

・  リスニング後の友人との確認。

→私はこれをペアチェック、グループチェックと言ってやらせています。リスニング→即答えの確認、では生徒は自信を持って発表できませんが、友人と相談してからなら情意フィルターも下がり、リラックスして発表できますね。

 これまた恩師のH先生は、「共犯制」と呼び、間違っても二人なら責任50%、4人で話し合ったら責任25%と仰ってました。笑

 

・  ざわつくのは言いたいことがあるから。

→先生のモデルの後や問いかけの後に、生徒がざわつく場面が何度かありました。これをみて、「ケジメのない生徒たちだ」と思う先生がいるかも知れません。ですが、わたしは、言いたいことがあるからざわつく、といつも思っています。逆に、しーん、と静かなクラスは、何か問題があるのでは、とか、教師のコントロールが強すぎるのでは、と勘ぐってしまいます。

 ざわつきの種類が、そのテーマに関することだろうというのは、ビデオを見ればわかります。「心地よいざわつき」になっています。ルールのあるざわつきといいますか。

 

(ここについての受け止め方も,人によって違うのだ・・・と改めて感じました)

 

・  Task repetitionが力をつける。

→授業中に、何度か同じQAを複数のパートナーとさせていました。私も生徒に力をつけさせるのは、同じことの繰り返しが大事だと思っています。できる範囲か少し上のこと(i+1)を数回行う中で、友人からinputした言葉を別の友人にoutputしてみたりする。そうやって言語は獲得されていくのですね。

 

・  Writing timeの集中力と切り替えの素晴らしさ。

→先ほど「心地よいざわつき」と書きましたが、Writing timeのときには一気に静かになりました。これは「書きたいことがあるから。しかも、書けるようになっているから」だと思います。

 

生徒さんの成長が見られる1時間でした。前回拝見した授業では、先生のQに対して生徒さんが固まる場面があったかと思います。しかし今回はあまり間もなく、スムーズでした。間があったとしても、言葉を紡ぎだそうという苦しみの場面でした。(徘徊する、のあたりです)

 

彼らが3年生になった授業、もし可能なら見に行ければと思います。

 

 

いやー、週の始めからお腹いっぱいになりました。早く授業がしたいです。

 

 

 

ブログの引っ越しをして1年弱,毎日平均すると100件の閲覧があるようです。

 

30,000アクセス,ありがとうございました。

 

数が多ければよい,ということではありませんが,読んでくれる方がいるからこそ,自分が思いや願い,実践をシェアしたい・・・と思えるのです。

 

みなさんに心から感謝申し上げます。

 

 

これからも改めてよろしくお願いいたします。