嗚呼・教育実習 増やす から 削る へ
職員室の鉛筆削り
なんのこっちゃの電動鉛筆削りの写真からスタートしましたが,実習生の授業を観察し,ディスカッションする中で,
「授業の最後で時間が足りなくなる」
「しようと思っていた音読のステップをこなせなかった」
という声が多くなってきました。
やはり,授業の導入部分を大事にしたい・・・(生徒の興味・関心を惹きつけたい重いがあるからこそなおさら)
ということで,パワーポイントのスライドなどを活用し,教材・教具を入念に準備すればするほど,それを使い切りたい衝動に駆られるようです。
これは,指導教官の自分でもよく陥ることで,気持ち・思いはよく分かります。
生徒たちのために,
こんなこともやってあげたい,こんなことをすると為になるのではないか・・・
また,
50分,検討した内容が早く終わってしまったら,余った時間をどうすればよいのか・・・
という不安もあるのかもしれません。
盛りだくさんになる「増やす」ことから,これからは,本時の目標を達成するために必要十分なものだけを残し,それ以外のものを吟味し,「削る」ことを考えようと話しました。
ゆったりと考えを深めたり,発言する前に自分の考えをまとめたり・・・ コミュニケーション活動を始める前に,どんなことが話せるかアイデアを思い浮かべたり・・・
生まれた時間は,そうしたことに使えると思うのです。
また,授業の最後に,本時で何を学んだか,本時で何が疑問として残ったか,を振り返る時間に充ててもよいと思います。
自分の授業作りにも生かすつもりで・・・
「増やす」から「削る」へ!