嗚呼・教育実習 増やす から 削る へ

f:id:takaenglishteacher:20140910150957j:plain 職員室の鉛筆削り

 

なんのこっちゃの電動鉛筆削りの写真からスタートしましたが,実習生の授業を観察し,ディスカッションする中で,

 

「授業の最後で時間が足りなくなる」

 

「しようと思っていた音読のステップをこなせなかった」

 

という声が多くなってきました。

 

やはり,授業の導入部分を大事にしたい・・・(生徒の興味・関心を惹きつけたい重いがあるからこそなおさら)

 

ということで,パワーポイントのスライドなどを活用し,教材・教具を入念に準備すればするほど,それを使い切りたい衝動に駆られるようです。

 

これは,指導教官の自分でもよく陥ることで,気持ち・思いはよく分かります。

 

生徒たちのために,

 

こんなこともやってあげたい,こんなことをすると為になるのではないか・・・

 

 

また,

 

 

50分,検討した内容が早く終わってしまったら,余った時間をどうすればよいのか・・・

 

という不安もあるのかもしれません。

 

 

 

盛りだくさんになる「増やす」ことから,これからは,本時の目標を達成するために必要十分なものだけを残し,それ以外のものを吟味し,「削る」ことを考えようと話しました。

 

ゆったりと考えを深めたり,発言する前に自分の考えをまとめたり・・・ コミュニケーション活動を始める前に,どんなことが話せるかアイデアを思い浮かべたり・・・

 

生まれた時間は,そうしたことに使えると思うのです。

 

 

また,授業の最後に,本時で何を学んだか,本時で何が疑問として残ったか,を振り返る時間に充ててもよいと思います。

 

 

自分の授業作りにも生かすつもりで・・・

 

「増やす」から「削る」へ!