圧倒的なパワー　スピーチのもつ力 - 【続】授業改善への道

開隆堂Sunshine 3のProgram 9に入ります。

３学期（２月）のファイナルスピーチのモデルにもなる・・・と思いながら，授業の冒頭，

「今日はみんなに見てもらいたいものがあるんだ」

といきなりこのビデオクリップを流しました。

午前中の３クラスは，進度の関係で，前プログラムの出口の活動の英作文があり，冒頭の５分間のみの視聴で終わったのですが，一番進度の早い１クラスが午後の６時間目にあったので，みんなのようすをみながら視聴時間を決めようと思っていました。

５分を過ぎても，１０分を過ぎても，１５分を超えても・・・

ほとんどの生徒が背筋を伸ばしたまま，ビデオに見入っているのです。

マララさんの活動については，母国でもそうですが，いろいろな意味づけがなされていると思います。

それを差し引いても，圧倒的なパワーなのです。

自分たちよりたった２歳年上の彼女が，自分の考えや気持ちを，聴き手をひきこみ，巻き込みながら２７分間，原稿なしで訴えている・・・

目の前の光景に子どもたちは魅了され，引き込まれているようでした。

また，中には，話される内容に衝撃を受けて，真剣になっている背中も見受けられました。

おじさんの私は，３度，涙がこみ上げてくる瞬間がありました。

暗幕を締めて真っ暗になっている部屋でよかった・・・

それにしても，６時間目，それも真っ暗な中で，生徒たちが背筋を伸ばしている姿に，驚きました・・・

スピーチが終わった瞬間，教室に拍手が起こったのも，びっくりでしたが・・・

彼らにどんな感想を持ったか，尋ねた後，ぽつり・・・

「２月のファイナルスピーチが楽しみだなあ・・・。みんなのライバルは，マララさんだよ！」

（笑）

ノーベル平和賞つながりで，来週からマザー・テレサについて学んでいきます。