子どもたちの声に鍵が隠されている ②

2学期が終わりました!(放課です)

 

子どもたちの振り返りシートには,たくさんのコメントがありましたが,いつもcriticalなことを書いてくれる生徒が,こんなことを書いていました。

 

「1学期と比べると,授業の進み方がよくなった。」

 

また,あるするどい生徒は,

 

「授業の中で深く考える場面がたくさんあった。」

 

と書いていました。

 

一見すると,2つのコメントは相反するもののように感じられます。

 

進みがよい,というと,テンポがよい,ということになります。

 

ここしばらく,テンポがよい授業,ということに対して,気をつけなければならない,と感じていて,かなり意識をしています。

 

単にテンポがよい,という授業の落とし穴です。

 

リズムよくドリルをして,一見子どもたちは活発に動いているように見えるけれど,実は頭を使わずに,意味を伴わないことばをただ口から発しているだけになっているかもしれないからです。

 

今年度はむしろ,じっくり時間を取る場面はじっくりと・・・を意識し,頭をフル回転させるような深い問いを投げかけてきたからです。

 

criticalな生徒が言っているのは,

 

○先生の無駄な語り(長い説明など)が少なくなった

 

ということだと思っています。

 

子どもたちに聞かせるのは,長々とした「説明」ではない。

 

○英語によるインプットだ!

 

説明ではなく,

 

○大事なところは彼らに考えさせ,気づかせるようにすること

 

そして,先生は,

 

○彼らの気づきを整理し,彼らの中に格納されやすいようにしていくこと

 

を主に行いつつ,一歩先のことや,抜け落ちてしまいそうな視点についてしっかりと伝えていくようにしたからです。

 

分かるようにさせたい,と「理解」先行型の授業をされている方もたくさんいると思います。

 

現に,SNSなどでの議論を見ていて感じます。

 

しかし,先生が知識を伝授するような,こうした展開のみでは,子どもたちは教師を超えることがなくなってしまうように思います(批判ではありません,要はどちらか,ではなく,バランスだと思います)。

 

 

彼らの柔軟な発想を生かし,教師も思いつかないようなアイデアを発揮させるためにも・・・

 

これからも子どもたちの声を聴き続けます!

 

 

2014! チョークを置きます!!

 

また来年!!!