授業中の自分をメタ認知する

Teacher's Action Zoneということばを聞いたことがありますか?

 

東京家政大学の太田先生から教えていただいたことばです。

 

これは,授業中の先生の動きと,その動線(範囲)を表すことばです。先生の動線をつないでいったときに,その線が子どもたちの学びを観察したり,効果的に授業を進めるにあたって適切だったかどうかを振り返ったりするために有効です。

 

ビデオ視聴など,観察者の立場で,授業者のTeacher's Action Zoneを見て,その傾向を知ることはできますが,自分自身がどんな動きをしているのか,案外分からないものですね。

 

教えることに夢中になってしまうと余計です。

 

ここしばらく,自分が授業中に,どんな動きをしているのか,自分自身でメタ的に見つめることを取り入れています。

 

気が付くと,教室の右側を見つめていることが多い気がします。窓際の子どもたちを中心に見てしまう感じです。

 

また,教室の中を期間指導するときにも,右側から,ということが多いです。

 

子どもたちがどんな座席アレンジで座っていて,心を配りたい生徒や,その日にサポートしたい生徒がどこにいるか,の前に,癖が優先してしまうのはあまりよくないかな・・・と思い,最近ではまず,意識をして左側,廊下側の子どもたちを見る,ようにしています。

 

また,一般的なことかもしれませんが,教室前方の子どもたちの様子は頻繁に見ても,後方,中間の子どもたちはどうか,ということもありますね。

 

つぶさにモニタリングをして,個々の生徒の様子を出来る限り把握したい,という思いを大切にするためにも,授業中の自分の言動を見つめることは大切ですね。

 

 

みなさん,自分のAction Zone,分かっていますか?

 

ときどき,自分自身をメタ認知してみてくださいね!