3年間の集大成 ファイナルスピーチへの道⑤

f:id:takaenglishteacher:20150206164400j:plain ICレコーダーとイヤホン

 

清書が終わった子どもたちは,順次発表に向けての練習に取り組んでいます。

 

清書が完了した生徒が半分以上,清書の最中も含めれば9割程度の生徒が発表に向けてのステージに移行しつつある状況です。

 

原稿のチェックをしていて思ったのは,1年前,2年生のラストのときの原稿チェックに比べると,遥かに労力がかからなくなった,ということです。

 

これまで取り組んできた様々なTipsが,こうして彼らの血肉になっているのだと改めて感じています。

 

中長期的なスパンで,どんな方向に向かって子どもたちを伸ばしていくか,私たちがしっかりとしたビジョンをもっていることが本当に大切なのだ,と確かに,体感的に理解できました。

 

彼らには,ICレコーダーを自由に使って良い,と話しています。

 

自分の声を吹き込んで,目を閉じたり,真剣な表情をしたりしながら,一生懸命聴いている姿が数多く見られました。

 

もはや,私がいなくても,深く学んでいるのだと頼もしく感じました。

 

ICレコーダーを使う際に,ということで伝えたのは1つだけです。

 

「聞き手になったつもりで聴く」

 

ということです。

 

昨年秋,マララさんのノーベル平和賞受賞の際の記念スピーチをみんなで視聴しました。

 

その際,マララさんが,聞き手の様子を感じ取りながら,彼らのペースに合わせつつスピーチをしていたことを思い出させました。

 

何人かが先生!と質問に来ました。

 

「僕の録音を聴いて,アドバイスをください!」

 

感じたことは,うーん・・・「速い」ということでした。

 

練習の時間があと1週間あります。

 

仲間と発表を聴き合い,コメントをし合うプロセスを経て,自分たちでそうしたことに気づく機会を創ろうと思っています。

 

また一歩,前進です!

 

***

 

さて・・・

 

下書きが上がってこない生徒たちももちろんいます。

 

中には,英語が苦手な生徒もいます。

 

もちろん,個別的なフォローをしています。

 

彼らに取り組ませたのは,

 

●アイデアマップから枝分かれ図まで進んだら,言いたいことを「やさしい」日本語で原稿として作成させること

 

●その後,1文ずつ一緒に考えて英文にしていくこと

 

です。

 

一人一人,学びのスピードが違うので,ICレコーダーなどでの取り組みができるよう,一歩先の課題を与えつつ,サポートに当たっています。

 

みんながスピーチをやり遂げられるようになるといいです!

 

 

 

一緒に相談しながら,