教育という病

 

教育という病 子どもと先生を苦しめる「教育リスク」 (光文社新書)

教育という病 子どもと先生を苦しめる「教育リスク」 (光文社新書)

 

 

激務の日々で,自分の中にあるものを常に外に出す,というアウトプット,そして,周囲の人たちと意見を交わし,対応策を協議する,というインタラクションは豊富にある毎日なのですが,純粋に何かをインプットする,ということは全くと言っていいほどできていません。

 

それほどまでに今年度は自分にとっても厳しいものになっています。

 

学会の理事会で東京に出る,ということで,久々に電車に揺られて本を読むことができました。

 

本を読むのもこうまでしないとできないとは・・・(大きなため息)・・・

 

しばらく前に購入して積ん読状態になっていた本ですが,読み進めていきながら,その深刻さに考えさせられることしきりでした。

 

 

がんばることが当たり前,それも,過酷なことでも,教育なのだから・・・と無言のプレッシャーを感じて自分を駆り立てている先生の姿・・・

 

ありますよね・・・実際・・・

 

 

それでも支えは,なんと言っても子どもたちの成長や,彼らとのかかわり,なので,全てマイナスではなく,喜びもたくさんあります。

 

彼らがいるからがんばれる,のではありますが・・・

 

 

教師も,教師でない人も,一度読んでみてほしい本です。