部活動 3年生 有終の美を飾る

部活動の総体地区予選が行われています。

 

指導をしている女子バスケットボール部の生徒たちは、何年も成し遂げていない2日目に進み、有終の美を飾ってくれました。

 

組み合わせにも恵まれたものの、初日の1回戦、2回線と、これまでで最高の戦いをしてくれました。

 

特に、2回戦では、170センチクラスの選手2枚を要する相手を徹底的に抑え、46−10の内容で圧倒的な勝利を収めてくれました。

 

春の大会で、真っ向勝負で戦って、子どもたちが硬くなってしまったことを受け、顧問としての自分も、夏に向けて準備を整えたことも大きかったかな、と思います。

 

①練習試合を徹底して行ったこと

 週末は実践経験を積ませるため、地区外の学校、格上の学校との試合をずっと組みました。

 

②相手のエースを封じる、など、オプションを増やしたこと

 公式戦で使うであろうことを実践経験の中で体験させました。これまでも行っていたのですが、より、オプションにするよ、と明示的に伝えた上で選手交代なども行いました。

 

③個々の選手に、これまで以上に個別のフィードバックをしたこと

 何を、どう変えるのか、どうして変えるのか、具体的にはどうすれば良いのか、すぐに選手と共有しました。その後、再度チャンスを与えて、トライさせる場を作りました。

 

 

初日が終わって、子どもたちがこれまで以上に熱く、そして冷静に戦っているのを見て、本当に感動しました。

 

 

2日目の相手は、関東大会を狙うような強豪でした。

100点を取られそうな勢いの中、それでも投げ出さず、30点以上を取った生徒たち、よく頑張ったと思います。

 

その後の県大会進出決定戦では、体力が尽きてしまい、第3ピリオドでゲームが決まってしまいましたが、最終ピリオドで走り回り、流れを取り戻したことがよかったと思います。地区ベスト10、よくやった!!

 

 

補欠の選手も含め、誰もを大事に・・・と授業や学年経営で意識していることを、部活動の選手にも・・・としてきて、若い頃、子どもたちとぶつかってばかりだった自分も、温かで感動的な終末を迎えられたことに感動しています。

 

子どもたちが自分を育ててくれたのだと思います。

 

みんな、本当にありがとう。

 

最後にキャプテンがくれた言葉が、自分の宝物です。

 

「今までお世話になりました。先生は、いつも私たちの意見を尊重して、バスケをやりやすい環境を作ってくださり、何度も何度も助けていただきました。(中略)先生の指導がなければ、全員がここまで一丸となって戦うことができなったと思います。そんな中で中学校の部活動を終えることができてよかったです。本当にありがとうございました。」