ゴールを見据えて,必要な手立てを講じたい
昨年使っていた教科書を使ってのウォーミングアップの帯活動も定番になってきました。
どんなことをしているかと言うと,以前もここで紹介したかもしれませんが・・・
1 音声のみで1セクション分のモデル音読を聞く
2 教師がリスニングポイントを挙げて伝え,再度聞く
3 教科書を開本し,音と文字とを結びつけて聞く
4 教師の範読に続いて音読をする
5 自分で速く音読をする
6 モデル音声にオーバーラッピングする
7 シャドーイングをする
8 ペアで内容をリプロダクションをする
生徒たちは熱心に取り組んでくれていますが,一定のレベルまで到達して,そこで壁にぶつかっているように見えます。
(それを自覚している生徒たちもいるし,精一杯がんばっていてこれから気付く生徒たちもいるでしょうが,私自身が生徒のパフォーマンスを見ていて感じるのです)
具体的には,ナレーターとして,
Look at this picture.
Balu and his friends are talking.
He asks, "........"
Yuki answers, "........"
のように進んでいきます。
中2の現時点ではとてもよくできていると思うのですが,さらに一歩前へ進めるようになってほしい・・・と思っています。
具体的には,
本文の内容で,場面の移り変わりがあるようなときに,
「彼らは,Aの場所からBの場所へ移動しました」
と追加情報を入れたり・・・
After that,
Then,
のように,場面や時間の推移が分かるつなぎことばを入れたり・・・
そんなことができるようになってほしいなあと思っています。
以前は,ともすると,その場で必要だと感じて・・・といような対応をしていたときもありましたが,今は,年度末のファイナルスピーチを強くイメージして,必要だなあと思いながら手立てを講じています。
実際には,生徒たちと教科書の本文を見つめながら,場面が移り変わるところを考え,彼らなりの気づきを引き出したり,どんなことが言えるかを考えさせたりしています。
同じように,ペアでの対話が続くようにさせたい・・・というような場面でも,聞き手が追加発問をすることができるように・・・と,1年後,スムーズな対話ができるようにするための「種」を,今蒔こうとしています。
いつもいつもドンピシャ,で対応することはできないかもしれませんが,ゴールを見据えて,必要な手立てを講じていきたいです。
生徒のみなさん,一緒にがんばりましょう!