人が一気に伸びるとき -地区夏季研修会から
真摯に語る
昨日は,地区の中教研夏期研修会でした。
来年度に迫った栃木関ブロに向けての布石,ということで,地区として何を目指した取り組みにしていくのか,を一般の先生方と共有することがねらいでした。
研究主題にある
「いきいきと学ぶ生徒」
とは,いったいどんな姿として見えるものなのだろう・・・
ということに焦点を当てて,
教師の手立て,つまり,どう教えるのか,
ということと同じくらい,
生徒がどう学んでいるのか,彼らが学びを深めるときはどんなときか,
を大事にしよう!
(日ごろ,意外とそれができていませんよね?)
ということで,生徒の学びにfocusした研修を,と,後輩の研究部員とともに,流れを練りに練って臨んだ研修会でした。
指導をしていただく指導主事の先生との事前の連携,
最後に講話をいただく大学の先生との連携,
にもしっかりと力を入れ,研修の縦軸がぶれないようにお願いをしました。
有名な講師を迎えて,の研修会から離れて早5年,地元の先生方の取り組みをもとに,学び合い,語り合い・・・
今回も,地区のベテランの先生にお願いをして,授業ビデオの提供をしていただきました。
カメラを生徒に向けて,生徒の姿ばかりが映し出されるのですが,中3の子どもたちがいきいきとコミュニケーションをする姿が出てきます。
話すことだけでなく,仲間の発話に耳を傾け,activeに,そしてcollaborativeに聞いています。
そんな授業を展開している先生自身も,生徒の発話によく,よく耳を傾け,評価ではなく,内容に応じて英語を返しています。
参加者たちにとって,自分の授業を見つめ直すだけでなく,夏休み明けから,自分の生徒たちをもっともっと見つめよう,という気持ちになれた内容でした。
そして,嬉しかったのが,仲間であり後輩のKさんの成長です。
自分が言うのも何なのですが・・・
これまでもいろいろな場面で司会進行などをしてきた彼ですが,妙に謙遜したり,申し訳なさそうに話したりする姿が見られてきました。
でも,今回は違いました。
自分のことばで,自分の願いや思い,地区の先生方に共感し,共有してほしいことを訴えていました。
話したいことを精選し,絞っているので,適切な間が置かれていました。
昨日の機会で,Kさんは一気に(更に!)成長したな・・・!
と確信したのでした。
関ブロに向けてはこれからが正念場。
大変なこともあると思いますが,一緒にがんばっていきましょう!
嬉しかった!