先生! 考

教育実習生の指導と並行して,実力テストの採点が続いています。毎日深夜までの作業で,いったいどうやってそれらをこなす時間を見つけるか,考えてしまうのですが,そんなことをしているくらいなら,採点を進めた方がよいのでしょう・・・。

 

同じ,「先生」でも,

 

小中の義務教育段階 < 高校 < 大学

 

と,給与体系は学校段階が上がるほどよくなっていきますね。

 

しかし,これはなぜなのでしょうか・・・。

 

大学院へ進んで,研究って本当に難しくて時間がかかるものだなあ・・・と感じました。

 

1年間現場を離れ,時間を十分使うことができて,その意味を噛みしめたのを思い出します。

 

新しいことを想像・創造したり,深く物事を考えたりするなら,ゆとり・余裕がないとだめだと。

 

大学の先生が,私たちから見ると,時間的な余裕を持って見えるのも,納得だ,と思ったものです。

 

 

しかし,現場に帰って過ごしていると,その忙しさは半端なものではないと感じました。

 

あれれ???

 

ついこの前まで,その中に身を置いて,20年弱過ごしてきたのに・・・。

 

いったん離れて,改めて客観的に考えてみると,本当にすごいことだと思うのです。

 

教務主任を中心に,児童生徒や地域の実態,教師の願いや思いを加味しながら,弾力的に教育課程を編成したとしても,いやいや,限界を超えていますね・・・。

 

小中の現場で,授業を構想し,日々実践することは,creativeではないのか・・・。

 

教育実習生の指導をしながら,彼らのつぶやきを聞くにつれ,これほど授業が難しいものなのか,そして,現場の先生がこれほど忙しいものなのか,と,誰に聞いても答えています。

 

よりよい授業づくりのために(結果的に子どもたちに還元される),この多忙化の解消,本気で考えなければいけないのではないかなあ・・・。

 

generalistとして,1教師になんでもマスターさせよう,とする発想はもはや限界ですね。

 

分業と協同をもとに,個がつながって学校を創るような,そんな動きが広がっていってほしい!

 

generalistよりも,specialistの集団として教師団が動けるような・・・。

 

 

さあ,採点に戻らねば!

 

What time is it now?