教科書を扱う授業をどう彩のあるものにしていくか【続】

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Sunshine 2のProgram 7は,セバン・カリス・スズキさんの伝説のスピーチを取り扱っている課です。

 

このスピーチのすばらしさは,すでに多くのところで語られているので,真新しさはないかもしれません。

 

セクション1の学習を終えた後で,その伝説のスピーチを大スクリーン+十分な音量で視聴する機会を創りました。

 

学習の前に,というやり方もあると思いますが,英語室を使えるときに,よりよい環境で,と考えて,このタイミングとなりました。

 


セヴァン•スズキ@リオ 1992 - YouTube

 

およそ7分のクリップですが,ほぼ全員の生徒たちが,食い入るように視聴していました。

 

子どもたちは,2月に,1年間の仕上げにファイナルスピーチを行うことになっています。

 

自分たちより年下の12歳当時のセバンが,世界各国の要人たちの前で,堂々と,それも,大人に対して,時に挑戦的でもあるスピーチの与えるインパクトは,本当に大きいものでした。

 

また,学習内容にも絡めて,どんなことを感じたのかをペアで話し合ってもらいました。

 

もちろん,ここで英語を使って,は,中2の子どもたちには負荷が大きいので,日本語で伝えあわせました。

 

12歳という年齢で,各国の首脳クラスが居並ぶ前で堂々とスピーチをしていることへの素直な驚きの声が聞かれるだけでなく,

 

間違いがあっても,動じないことがすごい

 

批判の矛先を向ける前に,自分も含めたみなが大きな家族だ,と言って,その責任の一部を自分にも向けつつ話をしていることがすごい

 

自分なら,あそこまで挑戦的にはしない,もっと共感を呼べるような話し方をしたい

 

というような意見も出されました。

 

子どもたちの感受性はすばらしいですね。

 

スピーチを成功させるためのポイントとして,英語力はもちろんですが,それを越えて・・・

 

passion

 

courage

 

confidence

 

を大切に,と伝えました。

 

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もっともっと,教科書を扱う授業について,考えてみたいです。