教科書を扱う授業をどう彩のあるものにしていくか【続】
惹きこまれる
Sunshine 2のProgram 7は,セバン・カリス・スズキさんの伝説のスピーチを取り扱っている課です。
このスピーチのすばらしさは,すでに多くのところで語られているので,真新しさはないかもしれません。
セクション1の学習を終えた後で,その伝説のスピーチを大スクリーン+十分な音量で視聴する機会を創りました。
学習の前に,というやり方もあると思いますが,英語室を使えるときに,よりよい環境で,と考えて,このタイミングとなりました。
およそ7分のクリップですが,ほぼ全員の生徒たちが,食い入るように視聴していました。
子どもたちは,2月に,1年間の仕上げにファイナルスピーチを行うことになっています。
自分たちより年下の12歳当時のセバンが,世界各国の要人たちの前で,堂々と,それも,大人に対して,時に挑戦的でもあるスピーチの与えるインパクトは,本当に大きいものでした。
また,学習内容にも絡めて,どんなことを感じたのかをペアで話し合ってもらいました。
もちろん,ここで英語を使って,は,中2の子どもたちには負荷が大きいので,日本語で伝えあわせました。
12歳という年齢で,各国の首脳クラスが居並ぶ前で堂々とスピーチをしていることへの素直な驚きの声が聞かれるだけでなく,
間違いがあっても,動じないことがすごい
批判の矛先を向ける前に,自分も含めたみなが大きな家族だ,と言って,その責任の一部を自分にも向けつつ話をしていることがすごい
自分なら,あそこまで挑戦的にはしない,もっと共感を呼べるような話し方をしたい
というような意見も出されました。
子どもたちの感受性はすばらしいですね。
スピーチを成功させるためのポイントとして,英語力はもちろんですが,それを越えて・・・
passion
courage
confidence
を大切に,と伝えました。
もっともっと,教科書を扱う授業について,考えてみたいです。