校内研修会に参加をしてきました

f:id:takaenglishteacher:20131113235911j:plain 県北まで出かけてきました

 

今日の午後は,県北の中学校の校内研修会に招いていただき,参加をしてきました。

 

教科を越えた学び合いを市全体で推進している地区の学校です。

 

1個人としても,10年ほど前に,同僚性の構築,校内研修の活性化に取り組み始めたばかりのこの地区を訪問したことがあり,それ以来になります。

 

当時は,現任校の前校長が大学の先生としては当時,県内では画期的な,現場の研修に関わる,という取り組みを始め,温かで,学びのある校内研修を創り出していた時期でした。

 

時間は経っても,今日も変わらず,授業提供をした3年目の若い先生を温かくサポートしている様子が端々から感じられました。

 

また,こうした協同がなされている学校の特徴でもある,笑いの絶えない研修会になりました。

 

1つの話題を,学校全体で共有している,ということは,とても大切なことです。

 

笑いを共有していることも。

 

 

大規模校なら,全員が一堂に会することも難しければ,1つの話題を共有することも難しいですね。

 

小さい学校のよさが見えてきます。

 

そうそう,廊下をすれ違う生徒に,校長先生がfirst nameを読んで声をかけていました。

 

だからこそ,子どもたちが笑顔であいさつができるようになるのでしょうね。

 

 

講評の中では(といっても,講評はやめて,みなさんと話題を共有したい,と話しましたが),

 

3年目の先生の育ちのプロセスに着目したい

 

1年目のNさん(授業者)のエピソード,2年目の,そして現在地を見た成長(校長室で聞いたお話を大切にしました)を見つめたい

 

Nさんが意図したねらい,みなさんに投げかけたいことをもとに,まずはそのよさがどう表れたかを評価したい

 

Nさんとクラスの生徒の関係性のよさが,どう醸成されたか,本人のがんばり,学年,学校の先生方の支えの大切さに気づきたい

 

と話しました。

 

 

そのうえで,言語活動の充実,という学校課題との関連から,

 

教師がことばをどのように扱っているか

 

 大きな声 + 一本調子 → 場面に合わせて(音色・音量など)

 

 

コミュニケーションのあり方を再考して

 

 評価のためのやりとり  → 相互理解のためのやりとり

 

を話しました。

 

 

英語科としては,

 

どれだけ英語に触れられたか,英語を使えたか

 

 Good! → Oh, really? Why? へ

 

大事なことに,生徒が気づくことができるように促せたか

 

 説明  → 生徒の気づきを引き出す発問,時間の確保

 

を話しました。

 

 

若い先生の授業,そしてがんばり,仲間たちの輪から,多くのことを学び,そして,正面玄関で全職員のお見送りを受けながら,帰路に着きました。

 

出かけるチャンスをいただいて,本当に嬉しかったです。

 

 

たくさんの気づきや学びを,ありがとうございました!