2学期の振り返りカードから
修士論文に追われ,冬休み中に全部見ようと思っていた振り返りカードに目が通し終わっていませんでした。
1クラス,40人×3種類で120枚
①ICレコーダーを使って録音した自分の音読の音声を聴いてみて
②第2回ペアでの対話テストを終えて
③2学期の英語学習を振り返って
4クラスあるから480枚
1枚1枚にかなりの量の書き込みをするから,1クラス終えるのに,2時間から3時間かかります。
論文の疲れがどっと出て,コメントを書いていると,いつしか自然に落ちてしまいます。
授業があるクラスから1クラスずつ終わらせていって,今55%!
うれしい書き込みもある一方で,
①のように,初めて取り組んだものについては,生徒がどう取り組み,どう振り返るのか,徹底していない部分もあるなと思います。
③などと比べて,明らかに書き込まれた内容の充実度が低いのです。
生徒自身の真剣度の低さだと簡単に決めつけるのではなく,そうした部分も考えていきたいですね。
また,生徒が必要性を実感し,納得した上で取り組んだものについては,力が伸びていると思えるのだ,ということも改めて分かりました。
基礎英語を使ってきたリスニングに関しては,多くの生徒が伸びを実感していました。
難しいのは,個への対応です。
じっくり学びたい子,さくさく学びたい子,
教科書に寄り添った学びをしたい子,自由な活動をしたい子,
本当に1人1人違います。
40通りの準備をすることは物理的にほぼ不可能です。
次の一手を準備する,というのとは違ったポイントだと思います。
納得感を持ってもらえるには,やはり協同的な学びの要素をうまく取り入れることかな,と思っていまが,今後の課題だと思っています。
思わず考えさせられたのは,心配だな・・・と思っていた生徒が,家では塾の課題に取り組んだり,単語練習をしたりしていたことでした。
学校では,いろいろな要因で,そうしたことを口に出しては言わなかった(言えなかった)だけで,本人なりに,なんとかしたいって思っていたんだな・・・と発見しました。
3学期に関わって,寄り添おうと思います。
その子の性格的な特性や,周囲や自分との関係もあります。簡単に改善していくかどうかは分かりませんが,まず,その子の思いを受け止めようと思います。
言語習得理論がピュアに当てはまる状況を作る前に,こうした1人1人,1つ1つの事象にどう向き合うか,を大切にしていきたいです。