スピーチ発表後のリフレクション
全てのクラスのスピーチ発表が終わり,今日からリフレクションが始まりました。
せっかくたくさんの時間をかけて準備をし,発表まで行ったのですから,
「はい,終わり!」
は,もったいないですよね。
各クラスの発表の中から,一人ずつ,これは,と思うスピーチを選んでDVDに編集し,じっくり1時間をかけて振り返ることにしました。
スピーチ発表のときから,すぐにでもfeedbackしたいことがたくさんあったのですが,肝心のところを教えてしまってはもったいない!とがまんをしていたのです。
代表に選んだのは,「スピーチ発表を楽しんでいる」生徒たちばかりです。
英作文では,辞書を活用しながら本当にいいものを仕上げている生徒もたくさんいました。
Writingで終わるなら,それだけで十分すばらしいのですが,今回は,それをスピーチとして発表するわけで,書いた内容を,伝える相手に向かって,考えや気持ちがしっかり伝わるように話すことが大切になります。
そうした観点から,
「伝えることを楽しんでいる」生徒や,
「伝えたい相手に向かって,自分の考えや気持ちを伝えている」生徒,
を取り上げました。その4人はこんな生徒たちです。
●クラスメートへの感謝を,その子に向かって笑顔で伝えている生徒
(それぞれの生徒のよさを述べながら)
●自分の好きな国について,その特徴をさまざまな面から語っている生徒
(クラスメートによさを伝えたい!)
●自分の好きなアイドルについて,さまざまな面から語っている生徒
(クラスメートにも,ファンクラブへの加入を勧めている)
●自分の好きな小説や,登場人物について嬉しそうに語っている生徒
(表情や,描写に使う言葉の一語一句に思いを込めている)
今日は,4クラス中1クラスで振り返りをしました。
ALTとのティームティーチングの授業に当たっていたので,まずは彼らに十分時間を与えて振り返ってもらい,気づいたことを発表してもらってから,nativeの視点からもコメントをもらいました。
印象に残ったのは,
「話している内容が,聞き手みんなに伝わるとは限らない。自分が好きなことでも,もしかしたら,相手が知らないかもしれないことを想定していることが大事になる。だから,そうした内容を語るときには,語りが速すぎないことがポイントになるし,相手の世界にあるものと関連付けながら語ることが必要である。」
例えば,自分の好きなアイドルについて語ってくれた生徒の例をあげると,
nativeにとっては,「関ジャニ8」って何? となるわけです。
=男性アイドルグループである
=One Directionのようだ
と述べるだけで,聞き手としてもすーっと入ってくるようになるわけです。
対人意識をもつ,そして,言葉の適切な使用をする,
ということが大切になりますね。
みんな,時間をかけて書いてくれたコメント,これからじっくり読ませてもらいますね。
みんながどんなことに気づいたのか,読むのを楽しみにしています!