大事にしたい,授業者の願い・思い
一昨日の同僚の授業を見て,帰宅後,自分なりに考えたことがありました。
改善のために,こんな代案はどうか・・・
昨日の放課後,英語準備室で仕事をしていると,同僚の一人が荷物を置きに入ってきたので,少し時間をもらって授業の話をすることにしました。
自分なりに昨日考えたことを伝えると,
「えー! 私の授業のために時間を割いてくれたの?」
と,素直に喜んでくれました。
他人ごとじゃない,と思ってくれているのが嬉しかったそうです。
授業中にある映像を見せた同僚,その映像には,子どもたちと共有したいメッセージが含まれていました。
それを分かっていたものの,授業に占める時間が気になり,その映像を使わずに済む案を提示しましたが,改めて,その映像への思いを語り始めた同僚の姿を見て,
「あ,ここが授業者の願いや思いが凝縮しているところなんだな・・・」
と強く感じました。
時間配分を心配しての代案でしたが,そこではなく,導入部分で行っている活動など,メインの活動ではない部分の改善をしようということで落ち着きました。
真剣なやりとりが続きましたが(笑いありですが・・・),互いの思いをまっすぐぶつけあえる仲間の存在が嬉しかったのと同時に,自分が他の先生の授業を見るときに,その人の願い・思いを大事にしないといけないな,と改めて感じました。
授業っていうのは,こういうもんだ,と,一見さんにも関わらず,大仰に授業を斬ってしまうような・・・評論家然とした立ち居振る舞いをしないように,改めて気を付けたいと思います。
こうすればいいのに・・・と言う前に,授業者の願いや思いをちゃんと聞かないと・・・
その先生らしさが出ない授業なら,ロボットが教えても,個別学習をさせても,あまり変わらないと思います。
同僚とのディスカッションを通して,改めてそのことに気づかされた時間でした。