嗚呼・教育実習 研究授業①
チャイムを真剣な面持ちで待つ
今日(正確には昨日),3人の教育実習生のうち,2名の研究授業が無事に終わりました。
前日も遅くまで準備をして帰宅をしました。その時の表情は疲労が隠せないものでした。帰りがけには,やるべきことをやって早く休むようにアドバイスをしました。
実際には準備や緊張で十分休めなかったかもしれませんが,当日の朝は,充実した表情で迎えることができたようでした。
それぞれのこれまでの取り組みの成果を生かし,課題を克服しようとする姿勢が十分見られました。
Sさんは,これまで急ぎがちでゆっくりと子どもたちを観察できなかったのではないか,という自分の課題意識をもとに,じっくりと,ゆっくりと子どもたちと学び合う時間を創りだしました。
緩急が必要な部分もあったとは思いますが,子どもたちとインタラクションを十分に行い,対話やライティングの時間も十分確保し,子どもたちの活動をさせることができました。
Wくんは,テンポよく授業を進め,また,子どもたちと一体となって50分を終えました。インタラクションを膨らませ,子どもたちのつぶやきを拾ったり,子どもたちのよさを具体的に拾い上げてフィードバックすることもできました。
アイデアマンのWくん,過去分詞の形容詞的用法(後置修飾)をうまくつかったかるたをグループごとに行い,言語材料に慣れさせるとともに,その後,自分の選んだカード1枚について,パートナーに紹介し合うという表現活動へとスムーズにつなげていました。
双方の授業とも,持ち味を十分出したものでしたが,根底に流れるものは共通で,自分の考えや気持ち,または,描写などを,既習の言語材料や,今回学んだ新出の言語材料をうまく活用しながら,自分のことばで表現させることができていたと思います。
ワークシートに頼らず,自分のことばをひねり出しながら・・・という指導教官の方針をしっかりと咀嚼しつつ,自分らしさもちゃんと出しながら立派に授業を行うことができ,指導教官としても誇らしかったです。
よくがんばりましたね!
(現役の先生でも,あそこまでなかなかできないのでは?というような・・・! あっぱれ!)
未来の先生,そして輝く後輩!
よくがんばりました!
残された授業はあとわずか,研究授業との差を感じさせないように,1時間1時間を大切にしてくださいね。